NAMM2020にて、シュレッド系技巧派ギタリストとして人気を博しているJason Richardsonのシグネーチャーモデルである7弦のカトラスが、Sterling By Music Manから登場することが発表されました。
これまでの本家Ernie Ball Music Manのシグネイチャーが欲しくても価格が高すぎて買えないと感じていた人にとって、このスターリンの廉価版Jason Richardsonモデルはまさにピッタリと言えるでしょう。
今回は、スターリンのJason Richardsonモデル「RICHARDSON7」の詳細を見ていきたいと思います。
NEW GUITAR DAY!!!
— Daisuke (@tbdsk) April 29, 2020
Sterling by Music Man
RICHARDSON7
中々良い杢目じゃないか…!
Thank you for
Jason Richardson!!!@jasonGRIN pic.twitter.com/mTt0kiREjo
RICHARDSON7のスペックと概要
新しく登場したスターリンのRICHARDSON7は、これまでアーニーボールから発売されていたJason Richardsonのシグネイチャーモデルのお手軽なハイコストパフォーマンスモデルになります。
コストパフォーマンスモデルとは思えないほどの美しいポプラバールバーストの塗装に、カトラス特有の丸いボディが特徴的です。
スペックとしては本家同様に実用的な仕様となっており、アルダーボディにポプラバールトップ、ローステッドメイプルネック、ローズウッド指板、25.5インチ、24フレット、2点支持のトレモロ、ロックペグまで付いています。
ピックアップはスターリンが新たに開発したJRモデルを搭載しています。
また、1ボリューム1トーン・3wayトグルスイッチというシンプルなコントロール部分ではありながらも、ボリュームノブを押すことで12dbのブーストができたり、トーンノブを押すことでコイルタップができたりと、ギター本体だけで幅広いトーンを出すことができるようになっています。
Sterlingの7弦カトラスの気になる価格は?
国内での価格はまだ発表されていませんが、海外のギターショップでは899ドルで売られています。
ジョン・ペトルーシモデルなどの他のSterlingのギターを参考にすると、実売価格はおそらく10万円前後になるのではないでしょうか?
ジェイソン・リチャードソンはインタビューで、
「スターリンとのコラボによって、幅広いミュージシャンが手を出しやすい価格帯に抑えながらも、自分が求める仕様や技術的なニーズに合ったギターを作ることができた。長期間このモデルに取り組んできたので、ついに自分のスターリンのギターを世界にリリースすることができてワクワクしている。」
と語っています。
これまでアーニーボールから発売されていたJason Richardsonモデルは、50万円オーバーということもあり気軽には手を出せなかったものの、Sterlingのシグネイチャーモデルが登場したことにより、本家のモデルを買う予算がない人はもちろんのこと、トレモロが使える手頃な7弦ギターを探している人にとっても選択肢の1つに入ってくると思います。