安価で多機能なアンプシミュレーターを世に送り出しているMooerから、新たに「GE150」というモデルが発売されることになりました。
この「GE150」は、Mooerのアンプシミュレーターの中でも機能を抑えることで価格を安くしており、初心者向けのエントリーモデルとして位置づけられています。
今回は、そんな「GE150」の仕様や特徴を詳しくチェック&レビューしていきたいと思います。
Mooer GE150の仕様と外観
サイズ | 230×156×32.8mm |
重量 | 約1kg |
販売価格 | 20,680円(税込) |
- Mooerが誇るMicro Preampシリーズの中から、厳選した55個のアンプモデリングを搭載
- サードパーティ製のインパルスレスポンス(外部IR)に対応しており、本物の真空管アンプさながらのダイナミクスを実現
- 151種類のエフェクトを搭載しており、最大9個同時に使用できる
- タップテンポ機能あり
- エクスプレッションペダルあり
- 最大80秒のルーパー機能あり
- AUX入力端子やヘッドホン出力あり
- チューナー内蔵
- 40種類のドラムマシンあり
- 10種類のメトロノームあり
- パソコンとUSBで接続することでファームウェアアップデートが可能
Mooer GE150の特徴
Mooerの「GE150」は、コンパクトな持ち運び性に優れており安価で人気があった「GE100」の後継モデルに値する商品で、ライバル会社の商品で言うところの、BOSS GT-1やLine6 Helix Stompが匹敵するポテンシャルを秘めています。
これまでに発売されている「GE300」の小型版でもあるので、基本的な使い勝手は変わらず、合計9個のエフェクトブロックに、アンプやエフェクターを1個ずつ当てはめてパッチを作っていきます。
エフェクターの種類は合計で151個もあり、オーソドックスなリバーブ・ディレイ・オーバードライブ・ディストーションの他にも、ワウやノイズゲートも含まれています。
キャビネットに関しては、この価格帯のアンプシミュレーターでは珍しくインパルスレスポンスに対応しており、サードパーティ製のIRデータを読み込むことができるので、より質の高い音作りが可能になっています。
最大80秒の演奏を録音できるループ機能も搭載されており、2つあるフットスイッチの内、チューナーがアサインされていない方のフットスイッチを踏むことで簡単に起動することができます。
エクスプレッションペダルは、ワウやボリュームペダルとして使うだけではなく、エフェクターのつまみの数値を変えるなどのパラメーターの変更にも対応しています。
その他にも、ヘッドホン出力が付いているのはもちろんのこと、40種類のドラムマシンや10種類のメトロノームが内蔵されているので、持ち運び用のマルチエフェクターとしてだけではなく、普段の練習でも重宝すること間違いなしです。
Mooer GE150の性能と評価
Mooer GE150はコストパフォーマンスモデルということもあり、モデリングの数が約半数になる等、スペックとしては上位のGE300をスケールダウンさせた商品になっています。
しかしGE300ゆずりの品質は受け継がれており、厳選された「MESA BOOGIE Mk3」「Roland JC-120」「Peavy 5150」「ENGLE Powerball」といった実用性のある人気のアンプのモデリングが搭載されているので、数は少ないながらも満足行くはずです。
また上位のGE300との違いとして、調節できるパラメーターの数が少なく、3〜4の項目しか設定できないことが挙げられます。
細かなパラメーターを調整して音作りを追求していく人よりも、コンパクトさや運搬性を重視している人にオススメです。
Mooer GE150の音質
サウンドデモをご覧ください。
Mooer GE150 レビューまとめ
以上、コンパクトで高音質なアンプシミュレーター「Mooer GE150」についてレビューさせていただきました。
細かいパラメーター調整はできないものの、小さな本体に必要十分な性能がギュッと詰め込まれており、何よりもコストパフォーマンスに優れていると感じました。
もし詳細が気になった方がいましたら、ぜひ商品ページの概要やレビュー欄を見て参考にしていただければと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました!