【MXL V67G-HE レビュー】配信やゲーム実況にも最適!お手頃価格のコンデンサーマイク

MXLのコンデンサーマイク「V67G-HE」をレビューします。

私はYouTubeに投稿する動画の収録や、DiscordやZoomでの通話に使えるマイクが欲しいと思い、声が綺麗に録れるくらいの最低限の音質を持っていて、見た目がカッコいいマイクを探していました。

そんな中見つけたのが、MXL(エムエックスエル)の「V67G-HE」というコンデンサーマイクです。

このマイクは、ポップガードやショックマウントがセットになっていながら1万6千円前後で購入することができ、レコーディングにも耐えうる音質を誇っているコスパに優れた商品になっています。

毎日の配信で雑に使って万一壊れてしまってもダメージが少ない価格帯であることや、SNS上での評判も良かったことから、思い切って購入してみました。

というわけで今回は、MXLの「V67G-HE」について開封レビューしていきたいと思います。

MXL V67G-HEとは?(概要・スペック)

今回購入した「V67G-HE」は、アメリカに本社を置くレコーディング機器メーカー「MXL」から販売されている低価格帯のコンデンサーマイクです。

もともと、レコーディングスタジオの定番マイクとして有名なNEUMANNノイマンのマイクのコピーモデルである「V67G」という緑色の商品があり、それのカラーをシルバーに変えて、通常別売りの付属品をセットにして販売しているのが、この「V67G-HE」になります。

低域から高域までのバランスが良く、付属品も豊富ですぐに本格的なレコーディングを始められるのが特徴とのことです。

そんな「V67G-HE」のスペックは以下のとおりです。

種類コンデンサーマイク
指向性単一指向性
周波数特性30Hz〜20KHz
サイズ約47×184mm
重量約590g
価格16,700円(税込)※2021年7月執筆時点

商品のレビュー欄やSNSの口コミを見ても軒並み高評価で、コスパに優れたコンデンサーマイクであることが分かります。

MXL V67G-HEの内容物、外観

箱を開封すると、持ち運びに便利なハードケースが入っていました。

ハードケースの中に入っていた内容物は以下のとおりです。

  • マイク本体
  • 金属製のポップガード
  • ショックマウント
  • ショックマウント用の予備のゴム紐
  • クリーニングクロス
  • マイクホルダー用のネジ

あとはケース外に簡単な説明書が入っていました。ケーブルは入っていないので、別途マイクケーブルを用意する必要があります。

マイク本体は、湿気対策が施された状態でパッケージングされていました。

袋から出して手に取ってみると、ずっしりとした重さを感じました。見た目もかなりカッコいいと思います。

正面から見ると薄っすらとダイヤフラムが見えます。

サイドから見た画像です。ツヤ有りのパーツがワンポイントになっていて高級感があると思います。

ケーブルを接続するXLR端子はゴールドパーツが使われています。細かい部分にも抜かりがありません。

金属製のポップガードです。

通常のポップガードはマイクスタンドにクランプを挟んで固定しますが、このMXLの物はマイク本体に装着できるので、見た目がスタイリッシュになります。

ショックマウントには、ハードケース内のクッションのカスが付着していました。クッションはゴムっぽい素材なので取り除くのに一苦労しました。

マイク本体にポップガードとショックマウントを装着してみました。シルバーで統一感がある見た目になっていると思います。

MXL V67G-HEを使ってみた感想

MXL「V67G-HE」を使ってみて感じた、良かった点、イマイチだった点をレビューしていきます。

シルバー×ゴールドの外観で高級感がある

ポップガードやショックマウントがセットになって1万6千円前後で購入できるにも関わらず、安っぽさを感じさせないどころか、シルバー×ゴールドの外観で高級感があり、所有欲を満たしてくれる一品になっています。

シルバーの外観をした低価格帯のコンデンサーマイクでよく選ばれているのが、RODEロードのNTシリーズだと思いますが、そちらの半額程度で購入できるというのも嬉しいポイントです。

普通に使うには十分すぎるくらいの音質を持っている

実際に録音して使ってみましたが、動画収録や配信・ゲーム実況の用途で使うのであれば十分すぎる音質を持っていると感じました。

値段を問わない人や、歌ってみたの収録や楽器の録音といった作品録りに使う人あれば、もう少しランクが上のマイクを購入した方がいいかもしれません。

ただ、限られた予算の中でコンデンサーマイクを買うのであれば、この「MXL V67G-HE」は、動画収録やゲーム実況・雑談配信・歌枠で使うにはかなり良い選択になる思います。

環境音やノイズ対策は必須

MXLの「V67G-HE」は、感度が高く繊細な音まで拾うことができるコンデンサーマイクなので、スタジオや防音室で使っていない限り、エアコンなどの生活音や窓の外の環境音が入ってしまいます。 

したがって、環境音やノイズの対策が必須になります。

他のマイクで付いていることが多い「ローカットスイッチ」も搭載されていないので、オーディオインターフェースやソフトウェア側で対処する必要があります。

私は「dbx 286s」という、コンプレッサーやディエッサー・ノイズゲートが一体になっているマイクプリアンプに通し、RMEのオーディオインターフェースで収録し、OBSや編集ソフト上でiZotope RX8に搭載されている「Voice De-noise」というプラグインを使用してノイズ対策をしています。

これにより、ノイズがない均一な音量の声を収録することができるようになりました。

付属品がややチープな印象

マイク本体とケースは文句がないほどにカッコいいのですが、付属品のポップガードやショックマウントがややチープだと思いました。

販売サイトの商品ページやSNSに投稿されている画像を見ると、ぱっと見よさそうに見えるのですが、ポップガードやショックマウントはくすんだシルバーのパーツが使われており、開封して初めて実物を見た時には「ちょっとショボいな」という印象を受けました。

なので私は別のポップガードを購入して使っています。

万が一壊れても金銭的ダメージが少ない

コンデンサーマイクは、ダイナミックマイクに比べて湿気や衝撃に弱いと言われており、取り扱いには慎重になる必要があります。

しかし、私はデスクに常設するマイクとして使いたいと思って購入したので、どうしても取り扱いが雑になってしまいます。

そうした環境で使って、万が一壊れても金銭的ダメージが少ないというのは、自分の使い方に合っていると思いました。

MXL V67G-HEの評価、レビューまとめ

以上、MXLのコンデンサーマイク「V67G-HE」をレビューしました。

音楽機材というのは上を見たらキリがありませんが、1万6千円前後でこれだけクオリティの高いコンデンサーマイクを購入することができて大満足です。

シビアな用途で使うわけでもなく、何より見た目が気に入っているので、故障などのよっぽどな理由がない限り、このマイクを使い続けていきたいと思います。

「いきなり数万円もするマイクを買うのは怖い」という人や「普通に使える手頃な価格のマイクが欲しい」という人は、ぜひチェックしてみてください。

DTM
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