SOUNDPEATS最高峰のワイヤレスイヤホン「Opera 05」をレビューします。
近年、ワイヤレスイヤホンが主流になり劇的な進化を続けていますが、それに伴って値段も上昇傾向にあります。3万円以上もする商品も珍しくなく、そこまで予算を掛けられない人にとっては悩ましい状況だと思います。
そこでおすすめなのが、コスパに優れたイヤホンを数多く送り出しているブランド「SOUNDPEATS（サウンドピーツ）」のワイヤレスイヤホンです。
中でも、新登場した「Opera 05」は、3基のドライバーを贅沢に搭載したハイレゾ対応のフラッグシップモデルでありながら、早割の場合1万円以下で購入できるという必見の商品になっています。
実際に音を聴いてみたところ、多くのユーザーから音質が良いと評価されている「SONY WF-1000XM4」にも引けを取らない音質で衝撃を受けました。（人によってはOpera 05の方が好きかも）
今回メーカーさんからサンプル品を提供していただきましたので、本記事ではどんなワイヤレスイヤホンなのか詳しくレビューしていきたいと思います。
URL https://www.makuake.com/project/soundpeats_opera/
SOUNDPEATS「Opera 05」とは？（概要・スペック）
今回レビューする「Opera 05」は、Amazonでも人気のイヤホン専門ブランド「SOUNDPEATS（サウンドピーツ）」から新たに発売されるワイヤレスイヤホンです。
SOUNDPEATSはこれまでさまざまなワイヤレスイヤホンを手掛けてきましたが、今回、オーディオマニアも納得するほどの高音質を目指したカナル型イヤホン「Opera」シリーズが発売されることになりました。
「Opera 05」は、煌びやかで鮮やかなサウンドを実現した上位モデルになっています。（Opera 03はドライバーが1つ少なく、クリアで自然なサウンド）
そんな「Opera 05」の特徴を紹介します。
- ハイレゾ音源、LDACのコーデックに対応
- 計3基のドライバーを搭載
- 最大33時間のロングバッテリー（イヤホン単体だと最大9時間）
- ノイキャンや外音取り込みも搭載
- アプリでEQなどの設定ができる
- 1万円以下というお手頃価格（※早割の場合）
スペックは以下のとおりです。
| タイプ | 無線 |
| 形式 | カナル型 |
| 再生周波数帯域 | 20Hz〜40KHz |
| 対応コーデック | LDAC、AAC、SBC |
| Bluetooth | Bluetooth 5.3 |
| 最大再生時間 | 最大9時間（ケース込み最大33時間） |
| 充電方式 | USB Type-C |
| 防水性能 | IPX4 |
| 重量 | 片側7.3g、ケース＋イヤホン両側58.8g |
| 一般販売予定価格 | 13,999円（税込） |
機能やスペックを見ても、他社の3万円以上するような商品にも見劣りしないワイヤレスイヤホンになっています。
さらにMakuakeというクラウドファンディングサイトでは、38%オフの8,960円（税込）から購入することができます。（超早割の場合。2023年5月23日まで）
URL https://www.makuake.com/project/soundpeats_opera/
SOUNDPEATS「Opera 05」の外観と付属品
SOUNDPEATS「Opera 05」の内容物は以下のとおりです。
- ワイヤレスイヤホン本体
- 交換用イヤーピース（S、L）※Mサイズは本体に装着済み
- USB Type-Cケーブル
- 取扱説明書
USBケーブルの長さは短めです。
本体はつや消しの黒×メタリックなゴールドという高級感がある見た目になっています。
正面にはLEDランプがあり、バッテリー残量や充電状況を確認することができます。
背面にはUSB-C端子とSOUNDPEATSのブランド名が配置されています。
左側面にはボタンが1つ搭載されています。このボタンはペアリングやリセットをする時に使用します。
重厚な見た目をしていますが、他のワイヤレスイヤホンと比べても全然重くなく、手のひらにすっぽり収まる使いやすいサイズになっています。
ケースの蓋を開けるとイヤホンが出てきます。
イヤホン本体もケース同様、黒と金というカッコいいカラーリングになっています。
Operaシリーズはカナル型なのでイヤーピースを耳の奥に入れて装着します。
L・Rの表記も分かりやすいです。
表面にはタッチセンサーが搭載されており、タッチすることで再生・停止や曲送りなどのさまざまな操作ができるようになっています。
イヤホンの重量は片側7.3gで、標準的な重さです。
ケースのみの重量は約46gでした。重厚な見た目ですが、実際に持ってみると拍子抜けするくらい軽いです。
人気のワイヤレスイヤホン「SONY WF-1000XM4」と並べてみたところ、ほぼ同じサイズ感でした。
説明書にはもちろん日本語での説明も載っています。
SOUNDPEATS「Opera 05」の使い方
■ケースの蓋を開き、左側面のボタンを3秒間長押しすることで、LEDインジケーターが白に点滅しBluetoothペアリングモードに入ります。
■端末のBluetooth設定画面を開き、「SOUNDPEATS Opera05」を選択することでペアリングが完了します。
■公式アプリもダウンロードしておきましょう。アプリストアで「soundpeats」と検索すると出てきます。
■アプリでは、イコライザーのカスタマイズやシステムのアップデート、各種設定ができるようになっています。
SOUNDPEATS「Opera 05」の音質について
私はオーディオマニアということもあり、普段はMOTUのオーディオインターフェース「UltraLite mk5」＋Neveのヘッドホンアンプ「RNHP」＋YAMAHAのモニターヘッドホン「HPH-MT8」を使っています。総額は20万円以上で、そういった視点から評価していきます。
イヤホンの音質は「SONY WF-1000XM4」にも引けを取らない
まず一番肝心なイヤホンの音質について、評価の高い「SONY WF-1000XM4」にも引けを取らないくらい音質が良いと感じました。
今までの経験上、安いイヤホンに付け替えた瞬間にどこかしら音のチープさ（例えば解像度不足、音のこもりなど）を感じ、「あ、ダメだな」とすぐに思うのですが、「Opera 05」に関してはそういうのが一切ありませんでした。
交互に付け替えて何度も聴き比べた結果、「SONY WF-1000XM4」はさすがといった感じで全体的にサウンドが綺麗にまとまっている印象を受けました。「Opera 05」は音の分離感があり各楽器が聞こえやすく、さらに元気がある印象を受けました。
正直言ってどちらも甲乙つけがたく、ここまで来たらもう好みの問題になると思いました。ボーカルだけを重視するなら「SONY WF-1000XM4」の方が聴きやすいのですが、音楽を聴いていて「楽しい！」と感じるのは「Opera 05」の方です。
自分は「Opera 05」の方が好みで、サブスクで色んな楽曲を聴くという体験をさらに楽しいものにさせてくれました。
さらに、自分は高音の抜けがあったらより良い音質になると思ったので、イコライザーをカスタムして1K以上を＋2にしました。
一点、自分はLDACのコーデックに対応した機器をもっていないので、「Opera 05」が持つポテンシャルを十分に発揮できないのが心残りです。
ノイズキャンセリング、外音取り込みについては並
ノイズキャンセリングは普通に優秀で、他の機種と比べても劣らないと感じました。安いワイヤレスイヤホンだと、ノイキャン使用時に音を打ち消すためのホワイトノイズの音量が大きく違和感を覚えることがありがちなのですが、「Opera 05」の場合は問題ありませんでした。
外音取り込みについては、「AirPods Pro」のまるでイヤホンを付けていないような自然さには敵いません。他の機種と比べるとイヤホンを付けている感が強いと思いました。
マイクで外の音を取り込む際、「SONY WF-1000XM4」はサーッという高い音の環境ノイズが聞こえて違和感があって好みではないのですが、「Opera 05」の方が環境ノイズの音が低くて違和感がないのでその点では優れています。
外の音自体はどの機種も問題なく聞こえます。
SOUNDPEATS「Opera 05」を使ってみた感想
SOUNDPEATS「Opera 05」を使ってみて感じた、良かった点、イマイチだった点をレビューしていきます。
「見た目よし」「音質よし」「値段よし」の三拍子揃ったイヤホン
黒×金の高級感があるカッコいいデザイン、「SONY WF-1000XM4」にも引けを取らない音質、1万円以下で買えるフラッグシップモデルにしては安い金額という三拍子揃ったワイヤレスイヤホンで、心からオススメできます。
これまでさまざまな音楽関連の機材を買ってきて、時には失敗したと後悔したこともありましたが、「Opera 05」に関しては間違いなく買って満足できる商品ですね。
耳にしっかりとフィットし、装着感も良い
自分は耳の形が左右で違い、右のイヤホンだけ微妙に装着感が悪いということがあるのですが、「Opera 05」は初期のイヤーピースのままぴったりフィットしました。
もし左右のどちらかがフィットしなければ、定位がズレて「ボーカルが片方に寄って気持ち悪い」ということが起こり得ます。それだといくら音質が良くても台無しになってしまいます。その点、「Opera 05」はしっかりフィットするので音質の良さを存分に体感することができます。
装着感も良く、頭を激しく振ってもビクともしないので外出先でも安心して使うことができるでしょう。
カナル型ということもあり長時間付けると耳が痛くなってきます。適度なタイミングで休憩することをオススメします。
ケースが自立しないのが残念
「Opera 05」のケースは丸いデザインをしていて、自立しないのが残念だと思いました。
自分がワイヤレスイヤホンを使うときに、地味ながら重視している点が「ケースが自立するかどうか」です。ケースが自立することでイヤホンを取り出しやすくなりますし、USBケーブルを接続したときに不格好になりません。
ワイヤレス充電（Qi）に対応していれば更に良かった
「Opera 05」はワイヤレス充電に対応していません。
SOUNDPEATSの他のワイヤレスイヤホンを見ると、中には「Opera 05」よりも安いのにワイヤレス充電に対応しているモデルがあります。フラッグシップモデルである「Opera 05」が対応していないのは残念だと思いました。
他社のフラッグシップモデルは軒並みワイヤレス充電に対応しているので、次のモデルではぜひ対応してもらいたいです。
SOUNDPEATS「Opera 05」の評価、レビューまとめ
以上、SOUNDPEATS最高峰のワイヤレスイヤホン「Opera 05」をレビューしました。
1万円以下で買えるワイヤレスイヤホンなのに、見た目に高級感があってカッコよく、価格からは想像できないくらい良い音質を持っている買って損なしの商品です。
今までは音楽をしっかり聴くためにヘッドホンアンプに有線ヘッドホンを繋げるという大掛かりなシステムを組んでいましたが、「Opera 05」は、ワイヤレスの手軽さでこれだけ良い音質を体感することができて、サブスクで色んな楽曲を聴くという体験をさらに楽しいものにさせてくれました。
気になった方はぜひチェックしてみてください。