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【厳選】横山秀夫のおすすめ作品11選。サスペンス好きは必見です!

【厳選】横山秀夫のおすすめ作品11選。サスペンス好きは必見です!

デビュー作がいきなり「サントリーミステリー大賞」に選ばれる等、確かな執筆力を誇る横山秀夫さん。
彼の作品の面白さは、登場人物の細かな描写・伏線が徐々に回収されていく物語の構成力・そしてなんといってもスカッとする最後の大どんでん返しですよね。

とにかく一度読み始めたら止まらないこと間違いなしです。

そんな本格派サスペンス作家として人気を博している横山秀夫さんのおすすめ作品の中から11作品を紹介していきます。

横山秀夫さんの作品の中でどれを読めばいいか迷っている人は是非ご覧ください。

横山秀夫のおすすめ作品│64(ロクヨン)

64

元刑事で一人娘が失踪中のD県警広報官・三上義信。記者クラブと交通事故の匿名問題で揉める中、昭和64年に起きたD県警史上最悪の翔子ちゃん誘拐殺人事件(ロクヨン)への警察庁長官視察が決定する。だが被害者遺族から長官の慰問を拒絶され、その理由を探ろうとする三上だが、刑事部から猛反発をくらう。長官視察をボイコットするという記者クラブ、刑事部と警務部の全面戦争、その狭間でD県警が抱える爆弾を突き止めた三上は、長官視察の本当の目的を知る。そして最大の危機に瀕するD県警をさらに揺るがす事件が−−。

数々の賞を総なめした、横山秀夫の渾身の力作です。
2015年にはテレビドラマ化、2016年には前編・後編の2本立てで映画化されるなど、各メディアから注目を集めたミステリー小説であり、記憶に新しいと感じる人も多いのではないでしょうか。

タイトルにもなっている未解決事件「通称ロクヨン」を、警察広報官の主人公が明るみにしていくストーリーになっています。

この作品の面白いところは、緊迫した状況の中で時効間近の事件を紐解いていく場面だけではなく、使命感のある警察広報官の主人公が、警察という組織の中での自分の立場に葛藤する姿、個性豊かな登場人物とのやりとりから人間くささを感じられるところだと思います。

普段なら体験できない警察内部の実情・舞台裏までリアルに描かれています。

横山秀夫のおすすめ作品│ルパンの消息

ルパンの消息 (光文社文庫)

十五年前、自殺とされた女性教師の墜落死は実は殺人―。警視庁に入った一本のタレ込みで事件が息を吹き返す。当時、期末テスト奪取を計画した高校生三人が校舎内に忍び込んでいた。捜査陣が二つの事件の結び付きを辿っていくと、戦後最大の謎である三億円事件までもが絡んでくるのだった。時効まで二十四時間、事件は解明できるのか。

デビュー作でありながら「サントリーミステリー大賞」を受賞。横山秀夫の名前を全国に知らしめることになった大作です。

高校生3人組がイタズラで期末テストを盗もうとしたことを発端に、どんどん大きな事件に繋がっていき、ゆくゆくは三億円事件にまで繋がっていくという、スケールの大きさが魅力です。
登場人物の描写が細やかで読み進めていくうちにグイグイと世界観に引き込まれますし、徐々に伏線を回収しながら最後に事実が明らかになる流れはとてもスカッとします。

デビュー作ながらも完成度が非常に高く、横山秀夫の才能の片鱗を垣間見ることができる、そんな作品となっています。

横山秀夫のおすすめ作品│第三の時効

第三の時効 (集英社文庫)

殺人事件の時効成立目前。現場の刑事にも知らされず、巧妙に仕組まれていた「第三の時効」とはいったい何か!? 刑事たちの生々しい葛藤と、逮捕への執念を鋭くえぐる表題作ほか、全六篇の連作短編集。本格ミステリにして警察小説の最高峰との呼び声が高い本作を貫くのは、硬質なエレガンス。圧倒的な破壊力で、あぶり出されるのは、男たちの矜持だ――。

「警察小説を書かせたら右に出る者はいない」とまで言われる横山秀夫の刑事物短編集になります。
本のタイトルにもなっている「第三の時効」をはじめ、「密室の抜け穴」「沈黙のアリバイ」といった刑事物の短編作品が計6作収録されています。

短編集なので1つひとつの作品のボリュームは少ないのですが、それを感じさせないほどの物語の密度があります。

6作収録されていると言っても、いわゆる「捨て作品」がなく、すべての作品が一級品で、肉付けするとどれも長編作品として発売できるくらいのクオリティーを誇っています。

1つひとつの作品をサクッと読み進めることができるので、時間がない人でも短時間で読み切ることができますし、さまざまな横山秀夫ワールドを体感できる、お得感のあるおすすめの本になっています。

横山秀夫のおすすめ作品│陰の季節

陰の季節 (文春文庫)

D県警警務部警務課調査官の二渡(ふたわたり)真治は、警察一家の要となる人事担当である。二渡は「任期三年」という暗黙の掟を破り、天下り先ポストに固執する大物OB尾坂部の説得にあたるが、にべもなく撥ねつけられてしまう。周囲を探るうち、ある未解決事件が浮かび上がってきた…。「まったく新しい警察小説の誕生!」と選考委員の激賞を浴びた第5回松本清張賞受賞作を表題作とするD県警シリーズ第1弾。
警視昇任を控えたQ警察署の生活安全課長・曾根がパブのママと不倫をしているというタレコミが監察課に送られてくる。監察官の新堂は、元公安課の柳刑事を使って、密告者は誰なのか探ろうとする。(「地の声」)
鵜飼県議が、県警を揺るがす不祥事に関する爆弾質問を出すという情報が入る。『議会対策』を担当する警務部秘書課の柘植は、質問内容を調べるために東奔西走する。(「鞄」)など全4篇。
上川隆也、仲村トオルの主演でドラマ化もされている。解説・北上次郎

2000〜2004年・2016年と、二度に渡ってテレビドラマ化された人気作です。
警察を舞台にした一般的な作品では、主人公が刑事というパターンが多いと思いますが、この短編集に収録されている作品では、普段なら描かれることが少ない裏方の部署に焦点が当てられてストーリーが進んでいきます。

警察内部のストーリーが中心ということで、もっとドロドロとしたイメージを持っていたのですが、思っていたよりも難しくなく、小気味よく最後まで読み通せると思います。

「ちょっと違う警察物の小説を読んでみたい」という人におすすめの作品です。

横山秀夫のおすすめ作品│深追い

深追い (新潮文庫)

不慮の死を遂げた夫のポケットベルへ、ひたすらメッセージを送信し続ける女。交通課事故係の秋葉は妖しい匂いに惑い、職務を逸脱してゆく(表題作)。鑑識係、泥棒刑事、少年係、会計課長……。三ツ鐘署に勤務する七人の男たちが遭遇した、人生でたった一度の事件。その日、彼らの眼に映る風景は確かに色を変えた。骨太な人間ドラマと美しい謎が胸を揺さぶる、不朽の警察小説集――。

地方の警察官を主人公にした7つの作品からなる短編集です。
この短編集の特徴として、凄腕の刑事が大事件を解決するというようなインパクトはなく、警察の中でも交通課や生活安全課の立場である主人公が、ごく身近に起こりうる小さな事件に立ち向かっていく点が挙げられます。

そういった意味でも、今までの横山秀夫作品の中でも日常を舞台にしているので共感できる部分も多く、感情移入しやすいストーリーになっていると思います。

横山秀夫のおすすめ作品│動機

動機 (文春文庫)

署内で一括保管されていた三十冊の警察手帳が大量紛失した。県警本部警務課の企画調査官、貝瀬の提案で、刑事部の猛反発を押し切ってテスト導入された直後の出来事だったため、彼は愕然とする。一人で捜査を始めた彼は、刑事一課のある警部補を怪しいと睨む。警察署内の緊張は高まり、一触即発の状況の中、男たちの矜持がぶつかり合う――。第53回日本推理作家協会賞受賞作の表題短篇をはじめ、女子高生殺しの前科を持つ男が匿名の殺人依頼電話に苦悩する「逆転の夏」、地方紙の女性記者が特ダネを抜くために奔走しながら、ライバルの全国紙からの引き抜きに一喜一憂する「ネタ元」、公判中の居眠りで失脚する裁判官を描いた「密室の人」。珠玉の4編を収録。

刑事・新聞記者・裁判官を主人公にした4つの短編作品を収録した本になります。
ごく一般的な人生を送っていた人が、ちょっとした出来事をきっかけに、追い詰められて道を踏み外して事件の犯人になってしまうという、決して小説の中の出来事ではなく、自分の身にも降りかかる可能性がありうる怖さを感じられました。

他の作品よりも、人間の心理をうまく表現できていると思いますし、目まぐるしく展開していくスピード感にあっという間に読み終わることでしょう。

横山秀夫のおすすめ作品│クライマーズ・ハイ

クライマーズ・ハイ (文春文庫)

昭和60年8月12日、御巣鷹山で未曾有の航空機事故が発生した。その日、衝立岩への登攀を予定していた地元紙・北関東新聞の遊軍記者、悠木和雅は全権デスクに指名される。はたして墜落地点は群馬か、長野か。山に向かった記者からの第一報は朝刊に間に合うのか。ギリギリの状況の中で次々と判断を迫られる悠木。一方で、共に衝立岩に登る予定だった同僚の安西耿一郎はその頃、倒れて病院に搬送されていた。新聞社という組織の相克、同僚の謎めいた言葉、さらに親子の葛藤、そして報道とは何なのか、新聞は命の意味を問えるのかという自問自答――。あらゆる場面で己を試され篩に掛けられる、著者渾身の傑作長編。

飛行機墜落事故を取材する地方新聞社の記者を主人公にした作品になります。

大事故の真相に迫るために奮闘する様子、締め切り時間に追われる新聞社の内部が臨場感たっぷりに表現されており、もともと地方紙の記者だった経歴を持つ横山秀夫だからこそ、ここまでリアルに描けるのだと思いました。

まさに横山秀夫の生き様を描いた一冊になっています。

横山秀夫のおすすめ作品│顔(FACE)

顔 FACE (徳間文庫)

「だから女は使えねぇ!」鑑識課長の一言に傷つきながら、ひたむきに己の職務に忠実に立ち向かう似顔絵婦警・平野瑞穂。瑞穂が描くのは、犯罪者の心の闇。追い詰めるのは「顔なき犯人」。鮮やかなヒロインが活躍する異色のD県警シリーズ。

横山秀夫の作品の中では珍しく、女性警察官が主人公の物語になります。
小さい頃から女性警察官にあこがれていて、念願の女性警察官になった平野瑞穂。警察署はまさに男社会な組織であり、その中での数少ない女性警察官という立場での彼女の葛藤と成長を描いています。

可愛らしさのあるドタバタ劇を交えながらも純粋でひたむきに努力をする主人公の姿に、生粋の横山秀夫ファンからするとどこか物足りなさを感じるかもしれませんが、比較的ライトな内容になっているので、老若男女問わず幅広い人におすすめできる作品だと思います。

横山秀夫のおすすめ作品│半落ち

半落ち (講談社文庫)

「妻を殺しました」。現職警察官・梶聡一郎が、アルツハイマーを患う妻を殺害し自首してきた。動機も経過も素直に明かす梶だが、殺害から自首までの二日間の行動だけは頑として語ろうとしない。梶が完全に“落ち”ないのはなぜなのか、その胸に秘めている想いとは―。

まさかの警察官が自首をしてくる場面から始まる作品。
犯人も動機も分かっているのに、事件発生から自首までの2日間に何があったかだけは語らないという謎に迫る物語です。

章ごとに、警察官・検察官・弁護士といった6人の登場人物に視点が切り替わっていき、さまざまな側面から事件の真相を明るみにしています。

最後まで読み終わった後、タイトルの「半落ち」の意味が分かって非常にスッキリしました。

横山秀夫のおすすめ作品│震度0(ゼロ)

震度0 (朝日文庫 よ 15-1)

阪神大震災の前日、N県警警務課長・不破義仁が姿を消した。県警の内部事情に通じ、人望も厚い不破が、なぜいなくなったのか?本部長をはじめ、キャリア組、準キャリア組、叩き上げ、それぞれの県警幹部たちの思惑が複雑に交差する…。組織と個人の本質を鋭くえぐる本格警察サスペンス。

未曾有の大災害「阪神大震災」の発生とほぼ同時期に、重要なポストに就いている課長が失踪して権力争いが発生したという、遠く離れた土地でのN県警内部を描いた作品です。

大災害と、いち警察署内のちっぽけな権力争いを対比しながら物語は進んでいき、しだいに複雑になっていく課長の失踪事件。

序盤は「おや?」と思いましたが、中盤からクライマックスにかけて盛り上がりを見せる作品です。

横山秀夫のおすすめ作品│出口のない海

出口のない海 (講談社文庫)

最終兵器「回天」が意味すること。
戦争とは、青春とは――。
人間魚雷「回天」。発射と同時に死を約束される極秘作戦が、第2次世界大戦の終戦前に展開されていた。ヒジの故障のために、期待された大学野球を棒に振った甲子園優勝投手・並木浩二は、なぜ、みずから回天への搭乗を決意したのか。命の重みとは、青春の哀しみとは――。ベストセラー作家が描く戦争青春小説。
青春の哀しみとは、命の重みとは――
横山秀夫が描く「戦争」がここにある。

戦争をテーマにした横山秀夫の数少ない作品です。

二度と生きて帰れないことを意味する「回天」への搭乗。それを決意した主人公の心情や、家族や恋人との別れの場面は涙なしでは読むことはできません。

決意を固めた人間はこれほどまで強くなるのかと感じさせられた一冊です。

特に若い世代の人にこそ読んでもらいたいと思います。心に刺さること間違いなしです。

横山秀夫作品の入門として、まずはこの1冊がおすすめ

あまり時間がない人や、横山秀夫作品初心者の人に向けて1冊をおすすめするとすれば、なんといっても「64(ロクヨン)」です。

理由としては、ドラマや映画にもなった作品で世間からも評価されていますし、彼の作品の中では発売が比較的新しいので、長年の経験がたっぷりと詰め込まれた作品であり、初期の硬派な横山秀夫作品と比べても読みやすい内容になっているからです。

このようなことから、横山秀夫入門の1冊として「64(ロクヨン)」をおすすめします。

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