雲のような寝心地の枕「KUMO Pillow」をレビューします。
人生の3分の1を占めている睡眠時間。睡眠の質が大切とは分かっているものの、ベッドやマットレスを買い替えるのはサイズや処分の方法、値段のこともありなかなか大変です。
そこでおすすめなのが、比較的買い替えやすい「枕」を良い物にするという方法です。
中でも「KUMO Pillow(クモ ピロー)」という枕は、低反発スポンジとカーボンフレームを採用するなどの工夫を凝らし、まるで雲のような寝心地を実現している商品になっています。
今回メーカーさんからサンプル品をお借りし、レビューさせていただくことになりましたので、本記事ではどんな枕なのか詳しく見ていきたいと思います。
URL https://www.makuake.com/project/kumo_pillow/
KUMO Pillowとは?(概要、特徴)
今回レビューする「KUMO Pillow」は、台湾の寝具メーカー「Looktech」が睡眠環境の悩み解決を目指して開発した枕です。
通常の枕には使われることがないカーボンフレームを採用し、それをブリッジ構造にするという独自性と機能性の高さが評価され、「2022年IFデザイン賞」に選出されるなどの要注目の商品になっています。
そんな「KUMO Pillow」の特徴を紹介します。
- 低反発スポンジとカーボンフレームを採用
- 独自のブリッジ構造により枕が自動的に寝姿勢を整えてくれる
- 高い通気性
- アロマを入れることでリラックス効果を高められる
- 硬さや高さが違う3種類のラインナップを用意
- 一般販売予定価格:45,000円(税込)
決して安い金額ではありませんが、上記のように機能性が高く、毎日使えるものと考えると思い切って購入する価値は大いにあるのではないでしょうか。
Makuakeというクラウドファンディングサイトでは、34%オフの29,800円(税込)から購入することができます。(超早割の場合。2023年6月29日まで)
URL https://www.makuake.com/project/kumo_pillow/
KUMO Pillowの外観・デザイン
今回レビューするのは、「Soft・Standard・High」の3種類のラインナップのうち、Standardのモデルになります。
本体は、横60cm×奥行き37cm×高さ10cm/9.5cmと、大きめのサイズになります。重量は約2.3kgです。
白い枕カバーが最初から付いています。
真ん中の部分が開いているブリッジ構造により高い通気性を実現し、熱がこもりにくくなっています。
枕カバーを取り外すと黒い本体が出てきます。
低反発スポンジとカーボンフレームが変形する恐れがあるため、この本体は洗濯が不可能とのことです。手入れの際は日陰で陰干しをすることになります。
枕本体はかなり肉厚な感じです。
低反発スポンジの感触が気持ちよく、頭が適度に沈み込み、頭と枕がしっかりフィットします。
自分が普段使っているニトリの低反発枕と「KUMO Pillow」を並べてみました。
まずサイズがひと回り以上大きく、多少寝返りをうっても頭が枕から落ちることがないのが魅力的です。
厚みはあまり変わりませんが、「KUMO Pillow」の方がカーボンフレームが入っていることもあり硬めです。
ニトリの枕は柔らかいので沈み込みすぎて、枕の高さが高くてもあまり意味を成していませんでした。「KUMO Pillow」は沈み込みすぎずちょうどいい高さをキープしてくれます。
付属のアロマボタンです。カラフルなスポンジにアロマオイルを染み込ませてケースに入れて枕に取り付けることで、リラックス効果を高めることができます。
アロマオイルは付属してこないので自分で用意する必要があります。
KUMO Pillowを使ってみた感想
KUMO Pillowを使ってみて感じた、良かった点、イマイチだった点をレビューしていきます。
頭の位置が自然と真ん中に来る!
Makuakeのサイトに「枕が自動的に寝姿勢を整える」という説明がありますが、まさにそのとおりだと思いました。
枕の硬さが端と中央で変わっており、ボールがコロコロと転がって中央に吸い寄せられるようなイメージで、頭が枕の真ん中に自然と収まるようになっていて驚きました。
自分は横向きで丸まって寝ることが多く、寝姿勢が悪いのを自覚しているのですが、昔からの癖なのでなかなか直すことができませんでした。
「KUMO Pillow」を使うことで自動的に寝姿勢を正しい形に近づけてくれるのが嬉しいですね。
しっかりしたサイズ・重量のおかげで、枕の位置がズレない
自分はよく寝返りをうつタイプで、寝て起きると必ずと言っていいほど枕の位置が変わっています。
普段使っているニトリの枕が柔らかくて軽いのも要因の一つだと思います。
「KUMO Pillow」は横幅が60cmあり、重量も約2.3kgというしっかりしたサイズ・重量になっているため、ちょっと寝返りした程度では枕が動かず、枕から頭が落ちたり、変な姿勢になったりすることが起こりません。
「雲のような寝心地」とあるが、ふわふわした超柔らかい感触ではなく、ある程度の反発がある
「KUMO Pillow」のキャッチフレーズとして「雲のような寝心地」とあります。
そのキャッチフレーズから「雲みたいにふわふわしてそう」と勘違いする人がいるかもしれませんが、そこまで超柔らかいという感じではないので注意が必要です。
頭が沈み込みない程度の反発があります。
単純な柔らかさでいえば、KUMO Pillow(Standard)よりニトリの枕のほうが柔らかかったです。
白だと汚れが目立つので、別で枕カバーを付けた方がいい
テストレビュー用に青色の枕カバーが同梱されていましたが、製品版では付属しません。
白色の枕カバーのまま使うと汚れや黄ばみが目立つので、市販の枕カバーを購入して付けることをオススメします。
アロマの中身は自分で用意する必要がある
この商品にはアロマボタンが付属していますが、中身のオイルは入っていないので、自分で用意する必要があります。
少量のお試しサイズでもいいので、付属していれば良かったと思いました。
KUMO Pillowの評価、レビューまとめ
以上、雲のような寝心地の枕「KUMO Pillow」をレビューしました。
すごく研究して開発したんだなと思ったのが、枕が自動的に寝姿勢を整えてくれる点です。真ん中が開いているブリッジ構造も初めて見ましたし、まさに「新しい時代の枕」と言えるでしょう。
今までは寝具にこだわりがなく「ある程度の物で十分だろう」と思っていましたが、一度良い寝具を体感してしまうと安物にはもう戻れませんね。有名人が100万円を超える高級ベッドを買った!というのも今なら理解できます。毎日使うものですから予算をかける価値は大いにあります。
気になった方はぜひチェックしてみてください。