CHOETECHのMagSafe充電器「T517」をレビューします。
こんにちは、iPhone 12ユーザーの管理人です!
iPhone 12シリーズから新たに追加された規格『MagSafe』。スマホの背面に磁石を入れ込むことで、さまざまなアクセサリーをワンタッチで装着できたり、Lightning端子を使わないマグネット充電ができるようになったりする便利な規格です。
そんなMagSafeですが、Appleから発売されているMagSafe対応のアクセサリーはどれも値段が高く、充電器だと平気で5,000円くらいしてしまいます。
そこでオススメなのが、他社から出ているサードパーティ製のアクセサリーを使うという方法。
中でも、CHOETECHの「T517」というMagSafe充電器は、Apple純正の充電器よりも安く買えるにもかかわらず、機能についても負けず劣らずな性能を誇っている商品になっています。
今回メーカーさんからサンプル品を提供していただきましたので、本記事ではどんなMagSafe充電器なのか詳しくレビューしていきたいと思います。
CHOETECH MagSafe充電器 T517とは?(概要・スペック)
今回レビューする「T517」は、USBハブやUSBアダプターなどのPC・スマホ周辺機器を手掛けているメーカー、「CHOETECH」から発売されているMagSafe充電器です。
CHOETECHはいわゆる”中華メーカー”ではありますが、自分は以前Qi対応のワイヤレス充電器を購入しており、問題なく使用できていることからメーカーに対する不安は持っていません。
CHOETECHのワイヤレス充電器を購入✨
— 橘タカラ (@takara_213) March 4, 2021
今だとMagSafeもあるけど、マグネットの着脱が面倒くさそうなので、あえてQiが2台使えるこの商品にしました。
コイルが5個入っていて、テキトーに置いても充電されるのでオススメです! pic.twitter.com/5F9Hn36xFT
「T517」は、Apple純正のMagSafe充電器と同じように磁石の力でiPhone 12シリーズの背面にピッタリとくっつき、ケースを付けたままでの充電が可能になっています。
それでいて価格はApple純正品よりも1,000円ほど安く、さらにAppleには入っていない20WのUSBアダプターまで付属してくることから、コストパフォーマンスの高さがうかがえます。
そんな「T517」のスペックは以下のとおりです。
サイズ | 約61.5×61.5×6.7mm |
重量 | 約59g |
出力 | iPhoneシリーズ 最大7.5W出力 Android 最大15W出力 |
付属品 | PD対応20Wアダプター |
価格 | 3,599円(税込)※2021年6月執筆時点 |
1つ注意点を挙げるとすると、iPhoneで使用する場合のみ最大7.5Wの出力に抑えられるということです。
Apple純正のMagSafe充電器はiPhoneでも最大15Wの出力ができるのですが、CHOETECHの場合、iPhoneシリーズは最大7.5W出力、Androidでは最大15W出力という仕様になっています。
基本的に、デスクやベッドの脇で繋ぎっぱなしで充電するといった、充電速度をあまり求めない使い方に向いている商品ということができるでしょう。
CHOETECH MagSafe充電器 T517の内容物、外観
CHOETECH T517の内容物は以下のとおりです。
- MagSafe充電器本体
- USB-Cアダプター(20W)
- 取扱説明書
- サンクスカード
AppleのMagSafe充電器と違い、USBアダプターが付属してくるのが嬉しいですね。しかもハイスペックな20W出力です。
20Wというと、大抵のスマホであればフルスピードで充電できるくらいのパワーになります。参考までにiPhone 12シリーズは18Wあれば最速で充電できます。
取扱説明書は簡易的なものですが、きちんと日本語に対応しています。
MagSafe充電器本体は、Apple純正と遜色ない見た目をしています。ケーブルの長さは約1.5mで、丁度いい長さだと感じました。
この白い面にマグネットが入っており、こちら側をスマホにくっつける形になります。
背面と側面は、コストの関係でアルミ素材ではないと思いますが、それに近い見た目になっています。
背面にはPSEマークやRoHS指令のマークが印字されています。ただ、引っかき傷や経年劣化でボロボロになりそうな予感がします。
付属のUSBアダプターは日本で使える普通のコンセントです。
使えるUSBケーブルは最近主流のType-Cです。
重量は公式発表のとおり約59gでした。スマホと合わせても200gちょっとなので、持っていて特別重いと感じるようなことはないでしょう。
CHOETECH MagSafe充電器 T517を使ってみた感想
CHOETECH T517を使ってみて感じた、良かった点、イマイチだった点をレビューしていきます。
スペック上の充電速度は遅いけど、十分使えてコスパに優れている
スペックではiPhoneシリーズだと最大7.5W出力になっているものの、この出力でも自分の使い方では特に困りませんでした。
というのも、MagSafe充電を使う場合、繋ぎっぱなしにしておくことが多いからです。なので充電速度が遅くても全然大丈夫です。
また、繋ぎっぱなしにしていても熱でアツアツになることもありませんでした。そこそこ温かいくらいで、ヤケドするほどの温度までは上昇しませんでした。
それほど充電速度が必要ない人は、Apple純正ではなく、コスパに優れたこちらのCHOETECHを選ぶのもアリだと思います。
ケースをつけたままでも問題なく充電できる
自分はMagSafe充電器を使うのが初めてだったのですが、マグネットで装着させるということもあり、ケースを付けたままでも本当に使えるのか疑問に思っていました。
しかし実際に使ってみると、ケースがない状態と比べて磁力がわずかに落ちるものの、ちょっとやそっとの力では外れないくらいの磁石の力でくっついていて感動しました。
装着する際も、充電器を近づけると指定の位置まで磁力の力で勝手に動いて、パチンとくっつきます。
ちなみに自分が使用しているiPhoneケースは、ダイソーで売っている200円のTPUソフトケースです。
ベッドやソファで寝転びながら使用するのに最適!
通常のLightningケーブルで充電しながらスマホを使用する場合、体勢によってはケーブルの根元に負荷がかかって断線する原因になってしまいます。
しかし、MagSafe充電だと背面のマグネットの向きを変えることで、下向きにケーブルを出したり、上向きにケーブルを出したりすることができるようになります。
どういう時に役に立つかと言うと、ベッドやソファで寝転びながら使用する時です。
体勢が変わってもケーブルに負荷がかからず、充電速度は遅いながらもゴロゴロしているうちに充電が進み、取り外す時はワンタッチで楽チンという快適な生活を送ることができます。
スマホ以外でも、Qi対応のデバイスを充電できる
この充電器はMagSafe充電器ですが、Qi充電器でもあります。
したがって、Qiのワイヤレス充電に対応していれば、マグネットが付いていないデバイスでも充電することができます。
つまりMagSafeの恩恵は受けられないものの、iPhone 8〜11のユーザーやAndroidユーザーでも使用することができるということです。
試しにAirPods Proを置いてみましたが問題なく充電することができました。
デスクで使うならQi充電器の方がいいかも
MagSafe充電器はスマホの背面に磁石でくっつくため、そのままスマホを持って出かけようと思っても充電器が一緒に付いてきてしまい、毎回手で取り外す必要があります。
これが個人的には煩わしく、スマホを持ちながら離席するたびに取り外し、また装着する動作を繰り返すのが面倒に感じてしまいました。
したがって、MagSafe対応のスマホを使う場合、デスクで使うのであれば置くだけ充電のQi対応のワイヤレス充電器を使う方が向いていると思いました。
CHOETECH MagSafe充電器 T517の評価、レビューまとめ
以上、CHOETECHのMagSafe充電器「T517」をレビューしました。
Apple純正品と比べて充電速度が遅いという欠点があるものの、それが問題ないのであれば購入しても後悔しない商品であることが分かりました。
ベッドでゴロゴロしながら使用する時に特に便利で、MagSafe充電器が1台あるとより快適な生活が送れること間違いなしです。
「MagSafe充電器が気になるけどApple純正品は高すぎる」という人は、ぜひチェックしてみてください!