COUMIの完全ワイヤレスイヤホン「Ear Soul TWS-817A 」をレビューします。
こんにちは、ワイヤレスイヤホンをレビューしまくっている管理人です。
最近ありがたいことにワイヤレスイヤホンを試す機会が多いのですが、コンパクトな筐体に機能を詰め込んでいるだけあって、どの商品も結構良いお値段がしてしまい、学生をはじめとした予算があまりない人にはオススメしずらい商品ばかり紹介していることに気づきました。
「値段が高ければ性能が良いのは当たり前。では、誰もが気軽に買える安価なワイヤレスイヤホンはないものか?」と探していたところ、COUMIというメーカーの中の人からワイヤレスイヤホンを提供していただき、レビューさせていただくことになりました。
実際に試してみたところ、Amazonの実売価格が3,999円(税込)という圧倒的な安さにも関わらず、IOSやAndroidでカスタムEQアプリをダウンロードして自分好みの音質に調整でき、さらにはIPX7の防水規格やUSB-Cの充電端子を備えているというコスパの良さに驚かされました。
今回はそんなCOUMIのワイヤレスイヤホン「Ear Soul TWS-817A 」を詳しくレビューしていきたいと思います。
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COUMI Ear Soul TWS-817Aの概要・特徴
Ear Soul TWS-817Aは、ワイヤレスイヤホンを専門に発売しているメーカー「COUMI」が2020年夏に発売した完全ワイヤレスイヤホンになります。
3,999円(税込)という気軽にポチれるような金額で売られているのにも関わらず、Bluetooth5.0、USB-C、防水規格IPX7、Siri対応といったスペックを備えており、さらにはこの価格帯では珍しい「COUMI専用のカスタムEQアプリ」がIOS・Androidともに用意されているのがこの「Ear Soul TWS-817A」になります。
そんな「Ear Soul TWS-817A」の特徴は以下のとおりです。
- Bluetooth 5.0、AACコーデックに対応していて、遅延や音飛びが発生しづらい
- 6mmのドライバーと高性能DSPチップの採用により音質が良い
- 雨やトレーニングでの汗にも強いIPX7の防水規格
- COUMI専用のイコライザーアプリを無料で使用できる
- USB-Type Cで充電
- イヤホン本体6時間、ケース込みで計30時間バッテリーが持つ
このように、安価なワイヤレスイヤホンといえども、上位機種にも採用されている規格を搭載しており、価格を抑えただけの商品ではないことが分かると思います。
それでは詳細を見ていきましょう。
COUMI Ear Soul TWS-817Aの外観と付属品
Ear Soul TWS-817Aの付属品は以下のとおりです。
- イヤホン本体
- USB Cケーブル
- 替えのイヤーピース(S、Lサイズ)
- ユーザーガイド
- クイックスタートガイド
- サンクスカード
海外の安価な商品にしては珍しく、説明書が日本語にも対応していて充実した印象を受けました。
ワイヤレスイヤホン本体とケースは、艶のある黒色のカラーリングになっています。
この他にもホワイトのモデルが販売されており、計2色のカラーバリエーションが用意されています。
汚れが目立ちにくい黒色か、指紋が目立ちにくい白色にするのかトレードオフだと思いました。
イヤホン本体は「ひょうたん」のような形状をしています。ノズルが細長いので耳奥まですっぽりと入っていきます。
イヤホン本体の表面にはタッチセンサーが搭載されていて、「COUMI」の文字の部分に触れることで一時停止などのさまざまな操作をすることができます。
取扱説明書には「クリックする」という表記がありますが、PCのマウスのように押し込む作りにはなっておらず、あくまでもタッチで操作します。
ケースの裏面のヒンジ部分はAirPodsのような作りになっています。
底面にはUSB-Cの充電端子が備わっています。
はじめは充電の端子が右端に配置されていることに違和感を覚えましたが、実際に使ってみると特に支障がなく、スタイリッシュに見えるので、むしろこちらの方が良いと思いました。
イヤーピースはMサイズが最初から本体に付けられていて、替えのイヤーピースとしてS、Lサイズが付属されています。
付属のUSB-Cケーブルは、端子を除いた長さが約27cmで少し短めです。
イヤホン本体の重量は左右合わせて約9gで、耳につけていても重さを感じさせない重量になっています。
ケースの重さも45gと非常に軽量で、イヤホン本体とケースを合わせても約54gで、ずっとカバンに入れていても全く苦にならない重さだと思います。
AirPods Proと比べても引けを取らないくらいのコンパクトサイズになっています。
COUMI Ear Soul TWS-817AのカスタムEQアプリの使い方
この商品の最大の特徴とも言える、COUMIのカスタムEQアプリの使い方を解説していきます。
■まずはワイヤレスイヤホンとスマホをペアリングします。
ワイヤレスイヤホン本体を取り出し耳につけ、スマホのBluetooth画面に表示されている「Ear Soul TWS-817A」を選択することでペアリングすることができます。
■App StoreやGoogle Pray ストアで「COUMI」と検索すると、黒色の背景のヘッドホンのマークのアプリが出てくるのでインストールします。
■インストールされたアプリを開くと次のような画面になります。
■今回使用するイヤホンは「Ear Soul TWS-817A」なので、「TWS」を選択します。
■ジャンルごとのプリセットから手軽にEQを設定できる「Artist」と、聴力テストを実施して自分の耳に合わせたプロファイルを作る「Customized」の2つのモードがあります。
まずは、簡単に設定できて使いやすいArtistを使ってみることをオススメします。
■「Classic」「Pop」「Jazz」「Rock」「Folk」の5つのジャンルに合わせて作られた設定があります。最初に「Open EQ」をタップしたあとに好みの設定をタップすることで、適用することができます。
■自分の耳に合わせたプロファイルを作る「Customized」モードでは、自動で聴力テストを実施する自動モード「Testing mode 1」と、手動で1つひとつの聴力テストを実施する手動モード「Testing mode 2」があります。
どう考えても自動モードのほうが便利なので、「Testing mode 1」を選択してください。
■「Testing mode 1」を選択すると聴力テストが始まります。簡単に言うと、健康診断でするような聴力検査みたいなものです。
周波帯ごとに低い「ブー」という音や、高い「ピー」という音が鳴るので、1回鳴った・2回鳴った・3回鳴った・鳴らなかったという回答をしていくという形になります。
■ひと通り聴力テストが終わると、自分の耳のテスト結果に応じたEQプロファイルを保存することができます。
しかし、私が試してみたところ精度がイマイチだと感じたので、普通にArtistの項目でプリセットを選ぶ方がいいでしょう。
COUMI Ear Soul TWS-817Aを使ってみた感想
Ear Soul TWS-817Aを使ってみて、良かった点やイマイチだと感じた点をご紹介していきます。
EQアプリでイコライザーの設定をすることで音質が化ける
このワイヤレスイヤホンを使って初めて音楽を聴いたとき、「やっぱり値段なりの音質だな」という感想を抱いたのですが、カスタムEQアプリを使用することで評価が一変しました。
カナル型のイヤホンなので、左右の広がりがあまりないという点は、この「Ear Soul TWS-817A」だけでなくAirPods Proにもあるので、そこは置いておきます。
しかし最初に感じた、「音が団子になっていて解像度がなくて聴き苦しい」という問題は、アプリのEQを設定することで解決することができました。
具体的にいうと、ボワついていた低音を削ることで全体がスッキリし、高音を持ち上げることで埋もれていたシンセやドラムの金物が聞き取りやすくなり、全体的に中央に音像が集まっていたのが上下に広がり解像度が高まる印象を受けました。
このEQの調整があるのとないのでは別物のイヤホンと言えるくらいの違いがあるので、ぜひ試してみてもらいたいと思います。
ちなみに私が使っているのは「Folk」のプリセットです。イコライザーの波形を見ると、250hzあたりの低音を削り、高音を持ち上げていることが分かります。
同じような波形のプリセットで「Rock」があるのですが、こちらはもう少し極端な調整をしているので、私はFolkの方が好みでした。
EQを一度設定してしまえば、アプリがなくてもEQが適用されたままになる
いくらEQのアプリが優れていると言っても、毎回アプリを立ち上げる必要があるのであれば不便で仕方がありません。
しかしCOUMIのワイヤレスイヤホンは、イコライザーの設定がイヤホン本体に保存されるので、EQアプリを落としても設定が適用されたままになるというのが本当に便利だと感じました。
また、EQの設定がイヤホン全体に反映されるので、音楽再生アプリを使っているときだけでなく、YouTubeなどの他のアプリで曲を聴くときにもEQが適用されるのが有り難かったです。
それに付随して、一度スマホアプリを使ってEQを設定してしまえば、PCで接続した場合でもEQの設定が生きたままになります。複数のデバイスでワイヤレスイヤホンを使う人は重宝すると思います。
音の傾向を調整できるのでサブのワイヤレスイヤホンとして最適
例えば、メインで重低音がしっかりと出るヘッドホンを使っていたとして、サブのワイヤレスイヤホンの音がシャカシャカとした軽い音だと、付け替えた時に感じる違和感が大きいと思います。
しかし、このCOUMIのワイヤレスイヤホンはEQアプリによって音の傾向を調整できるので、メインのイヤホン・ヘッドホンの解像度までは再現できないとしても、全体的な音の方向性は合わせることができます。
人によって好みの音があると思うので、そこを目指した調整ができるというのは、サブのイヤホンとして非常に優秀だと感じました。
ケースが自立するのが意外と便利
AirPodsなどの他社製のワイヤレスイヤホンは、なぜかケースが自立しない作りになっていて平置きするしかなく、片手でイヤホンを収納するときに勝手にフタが閉まってしまい、地味にストレスを感じていました。
しかし、このCOUMIのワイヤレスイヤホンがケースが自立するので、片手で出し入れしやすいですし、置き場所の専有面積も少なくて済みます。
これは意外と便利で、他社の製品もケースが自立するように設計してほしいと思います。
デバイスを切り替えるときに、一度接続を解除する手間が掛かるのが面倒かも
私はPCとスマホの両方でワイヤレスイヤホンを使用しているのですが、例えばスマホでワイヤレスイヤホンを使用していて、次はPCで使用したいと思ったとき、スマホのBluetooth設定画面から接続を解除し、PCのBlutooth設定画面から接続し直すという2つの工程が掛かってしまいます。
しかし、AirPodsなどのワイヤレスイヤホンでは、スマホにAirPodsを接続しているときでも、PCのBluetooth設定からAirPodsを接続してしまえば、接続が自動的にPCに上書きされます。
頻繁にデバイスを切り替える人にとっては、この一手間が面倒に感じるかもしれません。
手汗や指紋が目立ちやすい
艶のある黒色の外観をしているので、触ったときにどうしても手汗や指紋が付いてしまいます。
マットな素材の商品と比べるとベタベタしやすいので、こまめな手入れが必要になるでしょう。
COUMI Ear Soul TWS-817Aの評価、レビューまとめ
以上、COUMIの完全ワイヤレスイヤホン「Ear Soul TWS-817A 」をレビューさせていただきました。
3,999円(税込)という有名メーカーの商品と比べると圧倒的に安い価格をしていながらも、IPX7の防水規格やUSB-Cでの充電などの近年のユーザーが必要としているスペックをしっかりと抑えており、さらには無料で提供されるカスタムEQアプリで自分好みの音色に設定できるという、非の打ち所の商品になっています。
これ以上を求めるのであれば、あとはQiの充電やノイズキャンセリングなどの人によっては過剰とも言える機能を搭載するしかないと思います。
予算があまりない学生、初めてワイヤレスイヤホンを試してみたい人、サブのワイヤレスイヤホンとして手頃な商品を探している人にピッタリだと思うので、ぜひチェックしてみてください!