軽いエレキギターのメリット・デメリットとおすすめの機種

軽いエレキギターのメリット・デメリットとおすすめの機種

「ギターが重くて長時間練習すると疲れる…」
「ライブでパフォーマンスをしやすいように軽いギターが欲しい」
「DTMの録音用に取り回しのいいギターが欲しい…」

このような悩みを抱えている人には軽いギターがおすすめです。

軽いギターというと取り回しが良いですが、一方で音がペラッペラなイメージがあります。
確かに重量の軽いギターは低域が少ない傾向にあり、音響的に不利になる場合があります。

このことから、普段使っているメインのギターとは別に、練習用やライブ用のサブとして軽いギターを購入することをオススメします。

この記事では軽いギターのメリット・デメリットを解説するとともに、オススメのモデルを紹介していきます。

軽いギターのメリット

疲れにくいので長時間演奏できる

立って弾いたときには肩にかかる負担が少なく、座って弾いたときでも膝への負担が少なくなるので疲れにくくなります。

「疲れたから今日はもう練習をやめよう…」
と途中で練習を切り上げることが減ることでしょう。

一定のレベルまではギターを弾いた時間に比例して上手くなるので、特にギター初心者の人にとっては、軽いギターを使用することで長時間練習をすることができて、間接的にですがギターの上達に繋がります。

パフォーマンスがしやすい

バンドを組んでライブをする人はもちろんのこと、昨今ではYoutubeの動画市場が盛り上がりを見せていて、演奏動画を投稿する人も増えてきて、他人に自分の演奏を見せる機会が多いと思います。

観客や視聴者を盛り上げるには視覚的なパフォーマンスが不可欠です。

そこで、軽いギターだと大胆なパフォーマンスがしやすいため、是非ともライブ用・演奏用に取り回しのいい軽いギターを用意することをオススメします

軽いギターのデメリット

音が軽い傾向がある

木材や使用しているパーツだけでなく個体差にもよることが多いので一概に断言できませんが、音に関して低域が少ない傾向にあります。

しかし、練習用やライブ用のサブとして使うのであれば、多少音を妥協することになっても問題ないでしょう。

ボディバランスが悪くなってヘッド落ちする可能性がある

エレキギターの構造上、ネックを短くしたり極端に細くすることはできないので、必然的にボディを軽量化させる必要があります。

その時にボディバランスの設計が悪くなってしまうと、立って弾いた時にヘッド落ちしてしまって支えるために無駄な負担を強いられることになり、せっかくの軽いギターのメリットを台無しにしてしまう可能性があります。

特にSGはヘッド落ちしやすいので気をつけましょう。

おすすめの軽いエレキギター

Strandberg

人間工学に基づいたデザインのほか、革新的なスペックをそなえた次世代のギターです。

ヘッドレス化やモデルによってはボディをチェンバード加工させるなど徹底的な合理化を図り、2kgを切る軽さを実現しています。

通常の6弦以外にも7弦や8弦のモデルがあり、メタル系のジャンルを皮切りに着実にユーザーが増えています。

ある程度のお金が出せるのであれば最有力候補です

ERNiE BALL MUSIC MAN Majesty


サウンドハウスで見る

ジョン・ペトルーシ氏のシグネイチャーモデルです。

スルーネック構造になっていて、ボディのウィング材にはバスウッドが採用されていて2kg台の個体も珍しくなく、そのフィットするボディシェイプと合わせて抜群の演奏性を持っています。

弾きやすさもトップクラスなので、テクニカルな演奏をする人にはもってこいのギターです。

Ibanez Sシリーズ

サウンドハウスで見る
サウンドハウスで見る

極限までボディを薄くしたギターです。

重量が軽い上にIbanez特有の薄いネックも健在で、ストレスフリーなギターになっています。

SG

ボディが薄く、2kg台のモデルが多く存在します。

マホガニーボディを始めとした伝統的なスペックを持つので、ウォームなトーンを出すことができますし、ダブルカッタウェイなのでハイフレットの演奏性も良好です。

ヘッド落ちする場合があるので試奏してチェックしたほうがいいでしょう。

フライングVやランディーV

Vシェイプのギターはボディの体積が小さく、比較的軽量な3kg台前半のモデルが多く存在します。

特徴的なシェイプなので、ライブ映えもすると思います。

ホロウボディのギター(セミアコなど)

ボディをくり抜いて中空になっているので軽量です。

ハウリングしやすいという弱点があるので、使用者のジャンルを選ぶギターです。

Parker

特徴的なルックスのギターです。

そのボディ形状は人間工学に基づいて作られていて、高い操作性を有しています。
が、人によってはボディがみぞおちに刺さる場合があります。

YAMAHA RGX A2

YAMAHAが開発した軽量で取り回しのいいエレキギターです。
クオリティと価格は「さすがヤマハ」と言ったところで、これからギターを始める初心者の人の1本目にもオススメされていることが多いモデルです。

そのシンプルな外観に面白みに欠けると感じる人がいるかも知れません。

また、独自のパーツを使っているので互換性がなく、改造ができないというデメリットがあります。

余談:軽いギターが欲しいからといって、ショートスケールのギターやミニギターは買わないようにしよう

ショートスケールのギターやミニギターは、持ち替えた時に違和感が大きいのでサブ用として買うのはオススメしません。

別の楽器と思っておいてもいいくらいかもしれません。

軽いエレキギターを構成するためのパーツや木材

木材

軽い木材の代表格として「バスウッド」や「スワンプアッシュ」が挙げられます。
しかしあくまでも木なので、金属のように種類によって質量が全然違うこともなく、ボディサイズや厚みといった体積次第なところがあります。

ペグ

サウンドハウスで見る
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グローバータイプよりクルーソンタイプの方が軽いので、ヘッド落ちがひどい場合や徹底的に軽くしたい場合はペグを交換してみるのもアリだと思います。

ピックアップ

サウンドハウスで見る
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Lace社が開発した「Alumitone」というピックアップは、その見た目からも分かるように、コイルがないので中身がほとんど空っぽで、非常に軽量になっています。

Strandbergのギターに搭載されていることでも有名です。

おわりに

ギターをしている人であれば複数ギターを所持していると思いますが、そのうちの1本に軽くて取り回しのいいギターを導入するのはアリだと思いました。

この記事が充実したギターライフの参考になりましたら幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

ギター
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