折り畳めるBluetoothマウス「OriMouse(オリマウス)」をレビューします。
働き方の多様化が進み、外で作業をする人が増えてきた昨今。タブレットでのタッチ操作や、ノートPCのトラックパッドを使った操作もいいですが、やはりマウスの直感さには劣ってしまいます。
そこでおすすめなのが、軽量・コンパクトなワイヤレスマウスです。
中でも、今回新しく発売される「OriMouse」は、普段はスリムに折り畳んだ状態で持ち運び、使うときだけ組み立てられるという画期的なアイデアの商品になっています。
今回メーカーさんからサンプル品を提供していただきましたので、本記事ではどんなマウスなのか詳しくレビューしていきたいと思います。
URL https://www.makuake.com/project/orimouse/
OriMouseとは?(概要、特徴)
今回レビューするOriMouseは、折り紙から着想を得た、折り畳み式のワイヤレスマウスです。
「マウスを折り畳む」という斬新なアイデアが評価され、欧米で多数のメディアに取り上げられた商品で、それがついに日本にも上陸することになりました。
そんな「OriMouse」の特徴を紹介します。
- 極薄5mm、超軽量38g
- わずか0.5秒で立体化
- 疲れにくいフルサイズ設計
- 1分の充電で3時間持つ
スペックは以下のとおりです。
通信方式 | Bluetooth 5.2 |
接続範囲 | 屋外10m、屋内5m |
互換性 | Mac OS iPadOS 13.4以降 Android 3.1以降 Windows 10/8.1/8以降 |
重量 | 38g |
バッテリー容量 | 500mAh、最大3ヶ月使用可能 |
充電方式 | USB Type-C |
操作性 | 左右クリック、中央スクロール、中央タップ |
一般販売予定価格 | 11,800円(税込) |
5mmという圧倒的な薄さと超軽量38gに加え、バッテリー持ちも優秀ということで、まさに持ち運びに最適なマウスと言えるでしょう。
なおMakuakeというクラウドファンディングサイトでは、26%オフの8,780円(税込)から購入することができます。(2024年1月15日まで)
URL https://www.makuake.com/project/orimouse/
OriMouseの外観と付属品
OriMouseの内容物は以下のとおりです。
- マウス本体
- 説明書
- マウスケース(オプション)
フェルト素材のケースは、マウスに傷が付かず、優しく収納することができます。ただし、1,190円のオプションなので必要な人だけ購入するのがいいでしょう。
今回送ってもらったのは「プリンセスブルー」という、爽やかな青色のモデルです。表面の素材にはヴィーガンレザーが使われており、撥水加工もされているので、手汗をかいてもさっと拭き取ることができます。
全13種類の中から、自分好みの色を選べるのは嬉しいポイントですね。ここまでカラーバリエーションが豊富な商品も珍しいのではないでしょうか。
折り畳んだ状態から組み立てると、マウスの形状に変化します。左右のクリック、中央スクロール、中央タップという、基本的な操作ができます。
裏面から見るとこんな感じです。
先端にセンサーがあります。凹凸のある場所でも難なく読み取ってくれて、4000 DPIの感度があって反応もいいです。マウスパッドがなくても全然問題ありませんでした。
右下には充電用のUSB Type-Cポートが付いています。かなり薄いので、OriMouseのスリムな設計の邪魔をしません。
USBケーブルを接続して充電をしていると、LEDランプが赤色に光ります。
重量を測ってみると37gで、公称の38gとほぼ同じで超軽量です。
説明書は英語で書かれていましたが、シンプルな操作性の商品なので、特に問題はありませんでした。
OriMouseの接続方法
■まずは、裏面のBluetoothペアリングボタンを2秒長押しし、ペアリングモードにします。
■Windows 10の場合、「Bluetoothとその他のデバイス」という画面から「Bluetoothまたはその他のデバイスを追加する」をクリックし、その中に表示されている「myAir.0 Ori」を選択することで、ペアリングすることができます。
■マウス本体を組み立てて、立体化させることで使うことができます。
■そうすると、普通のマウスとして操作できます。
左右のクリック、中央のスクロールまでは一般的なマウスと同じで、唯一違うのがホイールクリックです。ホイールを物理的にクリックすることができないため、その代わりに、中央の「三」の部分を1秒間タップすることで、ホイールクリックと同じ操作をすることができます。
また、一度接続してしまえば、折り畳んだら自動的にスリープモードになり、組み立てたら電源がオンになるという、手間いらずですぐに使い始められる、便利な仕様になっています。
OriMouseを使ってみた感想
OriMouseを使ってみて感じた、良かった点、イマイチだった点をレビューしていきます。
軽いので「つかみ持ち」しやすく、手が全然疲れない
自分はマウスをつかんで、時々浮かせながら操作をするのですが、38gで超軽量なおかげで手が全然疲れません。
一般的なマウスだと、どれだけ軽くても50gとか60gなので、40gを切る軽さというのはOriMouseにしかないメリットだと思います。
圧倒的な薄さ&軽さで携帯性バツグン!
OriMouseは使わないときは平らに折り畳めるので、ケースに入れても膨らまずに持ち運ぶことができ、携帯性がバツグンです。
また、一般的なマウスとは違い「精密機械」っぽさがなく、良い意味でチープさがあるので、多少ラフに持ち運んでも大丈夫だろうという安心感があります。
サイドボタンはなく、シンプルな操作性
OriMouseは、左右のクリック、中央スクロール、中央タップのみというシンプルな操作性になっています。
サイドボタンはないので、作業の効率化という面では他のマウスに見劣りしてしまいます。横スクロールはミドルボタンの操作で可能です。
自宅では多機能マウスを使って効率を上げ、外出先のちょっとした作業でOriMouseを使うという使い分けをするのがオススメです。
スクロール操作がしにくい
OriMouseには物理的なホイールがなく、中央にあるスクロールパッドの部分を指でなぞることでスクロールすることができます。しかし、このスクロール操作が少しやりづらいと感じました。
軽くなぞるだけは反応しづらく、わずかに指に力を入れないといけなくて、さらに指先が乾燥していると反応が鈍くなりました。
物理的なホイールがない分、スクロールパッドでのスクロール操作には慣れが必要ですね。力みすぎるとスムーズに操作できないことが多いため、力を抜いてスーッと動かすイメージです。既存のユーザーによると、一定期間使っていると慣れてくるみたいです。
OriMouseの評価、レビューまとめ
以上、折り畳めるBluetoothマウス「OriMouse」をレビューしました。
少しスクロールがしにくいものの、折り畳んで持ち運べるのが画期的で、唯一無二のマウスだと感じました。
「外でもマウスを使いたいけど、荷物はコンパクトにまとめたい」という人におすすめのマウスですね。
気になった方はぜひチェックしてみてください。