気づけば日本を代表するRPGの1つになっていたテイルズシリーズ。
そんなテイルズシリーズのゲームですが、ナンバリングタイトルだけでも16作品あり、さまざまなハードで売られていることから、「全部の作品をプレイした!」という人は少ないのではないかと思います。
そこで今回は、
テイルズシリーズのおすすめはどれ?
どのテイルズ作品からプレイしたらいいのか知りたい
という人に向けて、テイルズシリーズの中でも絶対にプレイすべきだと思うおすすめの作品を、テイルズ歴15年の管理人がランキング形式で紹介していきます!
これからテイルズを始めてみたいという人や、まだ手を付けていない作品がある人は、ぜひ参考にしてみてください!
おすすめランキング10位:テイルズオブレジェンディア
2005年にPS2で発売されたソフトで、「絆が伝説を紡ぎだすRPG」をテーマに作られた作品です。
開発スタッフが違うためリメイクや移植は難しいと言われていますが、とにかくストーリーが面白いです。
同時期に発売されたアビスとは違い、戦闘システムは劣化している感がいなめませんが、何よりも話が面白いです。
主人公セネルは、妹以外の人間を信じる事ができずに、序盤は共に行動していても仲間だとは決して認めませんでした。
一度は失った絆ですが、それを取り戻していき大切な人を取り戻すためにもう一度共に旅に出るストーリーです。
この作品はクリア後にキャラクターのアフターエピソードを観ることができるのですが、どのエピソードの結末も感動するものばかりです。
それぞれのキャラクターの「絆とは何なのか」という、ドラマチックな内容が詰め込まれています。
おすすめランキング9位:テイルズオブグレイセス
2009年にWiiで発売された「守る強さを知るRPG」です。2010年には後日談や追加要素を加えたPS3版が発売されています。
物語の最初が幼少期時代から始まり、幼少期時代のある出来事がきっかけで、それぞれがトラウマとういか影を抱えたまま、大人になってから物語が再スタートする序盤の切なさがすごく好きです。
途中あまりにも、主人公が不憫というか、過去のことが原因で周りから良く思われてなさすぎて悲しくなりますが、最終的にはみんなハッピーエンドになるところが良かったです。
また、メインキャラクターたちの1つの家族のような関係性がとても魅力的だと感じました。
中盤にヒューバートとパスカル、マリクが少し険悪になる場面がありましたが、旅を続けていくうちにとある出来事で打ち解け合って、いつの間にか不器用ながらも仲良くなって、その様子が見ていてとても微笑ましかったです。
それと、戦闘システムが過去のテイルズとは違っていて、技を出すのがTPではなく、CCというあらかじめ決められた数値でどれだけ動けるかが制限されていて、その限られた中でどうコンボを繰り出すのか考えるのがとても楽しかったですね。
テイルズオブベルセリアと1、2を争う爽快感が楽しくて、敵を見つけたら進んでバトルをしてしまう程です。
おすすめランキング8位:テイルズオブデスティニー2
2002年にPS2で発売された「運命を解き放つRPG」です。2007年にはPSPに移植されました。
このゲームはテイルズオブデスティニーの続編にあたるゲームで、デスティニーで死んだはずのとある少年がデスティニー2の主人公「カイル」の旅に同行することになります。
しかしその少年は名前がなく、カイルに「ジューダス」とつけてもらいました。
実はこのジューダスはデスティニーに登場するリオン・マグナスであり、エミリオ・カトレットでもある人物です。
前作のデスティニーでは主人公のスタン達を裏切ってしまいますが、デスティニー2では裏切ることはなく、戦線離脱もせずにずっと最後までカイル達の面倒を見てくれます。
少し天然ボケ気味なカイルに容赦なくツッコミを入れたり、他のメンバーをからかってみたりという、デスティニーでは見られなかった彼の一面が見られる点も魅力の一つです。
「リファインシステム」というものがあり、武器、防具の組み合わせが無限大都までいきませんが多数あり、自分好みのオリジナルの武器を作れるのもやりこみ要素の一つになっていて、今でも楽しめる作品だと思います。
おすすめランキング7位:テイルズオブリバース
「君が生まれ変わるRPG」というジャンルで2004年にPS2発売された、マザーシップタイトルとして6作品目に当たる作品です。露骨なまでに「差別」が全面に押し出されるストーリー構成が特徴です。
ストーリーは、主人公一行が攫さらわれたヒロインを救う過程で出会うさまざまな人々との交流を通して成長していくものですが、同時進行的にヒロイン側のストーリーも展開され、最終的に世界が抱える問題の真相に迫っていくというものです。
ストーリーももちろんのこと、なによりも戦闘システムが素晴らしいと思いました。
テイルズシリーズ恒例のバトルシステムを進化させた「スリーラインリニアモーションバトルシステム」により戦略の幅がさらに広がったことで、通常の敵でも一歩判断を間違えれば全滅しかねないスリルがありました。
今までのテイルズシリーズとは異なり、特に「回復魔法」が存在しないという、シリーズどころか全RPGとしても異例なシステムに困惑しましたが、難易度が高めでありながらも、戦闘バランスは非常に良いので、プレイしていくうちに納得できたシステムでもありました。
おすすめランキング6位:テイルズオブエターニア
2000年にPSで発売された「永遠と絆のRPG」です。アニメ化もされ、同じ世界観の『テイルズ オブ エターニア オンライン』がMMORPGとして運営されていました。
前作「テイルズオブデスティニー」のシステム、世界観をきっちりと踏襲した上で、ストーリーより深く、戦闘はより楽しくなるよう工夫が凝らされてると感じました。
前作にくらべ、イベントボイスが大量に増加し、イベントパートや、キャンプ時のキャラクター同士のおしゃべり「キャンプスキット」もとても楽しく、フィールド上でのレベル上げなども飽きることなく進められたと思います。
また、今作で一番はまったのはテイルズシリーズ定番の「料理」システム。
作るキャラクターの出身地によって成功率が上がったり、未知のレシピを手に入れるためにいろいろなものに擬態している「ワンダーシェフ」を探すのにかなりの時間を割いたのを覚えています。
二つの世界が平行に存在する「対面世界」エターニアを舞台にしたストーリーも斬新で、思いがけないきっかけから旅に出て、やがて世界を救うことになる少年少女たちのストーリーが好きです。
おすすめランキング5位:テイルズオブエクシリア
2011年にPS3で発売された「揺るぎなき信念のRPG」です。ナンバリングタイトル初の男女W主人公が話題となった作品です。
W主人公で、ジュードとミラのどちらを選ぶかで物語の見え方が違ってくるのが大きな魅力でした。
ゲーム開始早々ダークな雰囲気で重い展開から始まりましたが、巻き込まれてしまったジュードの戸惑いと優しさと、巻き込んでしまったのに自覚ゼロなミラの神様的な天然キャラがいいコンビで、助けてくれたアルヴィンも含みのあるキャラクターだし、この二人危うすぎるだろ!とハラハラしながら、親心で見ていました。
バトルはこれまでのテイルズ同様、簡単な操作でスタイリッシュな技を繰り出すキャラクターたちを動かすことができるという爽快感が魅力です。
音楽もシリーズ恒例の桜庭さん、主題歌は浜崎あゆみさんと、豪華アーティスト陣による世界観に合致した楽曲揃いで印象に残っています。
曲調も歌詞もエクシリアにぴったりで、OPムービーは一番お気に入りでした。
おすすめランキング4位:テイルズオブデスティニー
1997年にPSで発売された「運命のRPG」です。その人気から続編のデスティニー2も作られました。
主人公のスタンは純朴で時々天然な熱血で、ヒロインのルーティはお金に目がないハンター、と当時としては珍しい印象の主人公とヒロインだったのがまず新鮮でした。
特に物語の中に出てくる「ソーディアン」という剣とそれぞれの持ち主との会話などがすごく面白く、ただの登場人物以上の会話などが多くすごくキャラクターが魅力的でした。
そして、キャラクターがとにかくしゃべる!
今ではテイルズシリーズでおなじみのキャラクターたちのおしゃべりも当時は珍しく新鮮で、アニメを見ているような感覚もありつつプレイできて楽しかったです。
また、コンボカウンターによるコンボをどこまでつなげられるか等のミニゲームの要素も多かった点が良かったですね。
オープニングアニメーションの美しさと、DEENが歌う主題歌「夢であるように」は、これから起こるであろう冒険に胸を躍らせ、仲間との出会いにワクワクしながらゲームの世界に没入していきました。
いち兵士を目指して村をでた普通の少年が、成長と共に世界の大きな流れに巻き込まれ飲み込まれそうになりながらも、強く立ち向かっていく姿に深く感情移入し、その後のシリーズをずっと遊び続けるきっかけとなった作品です。
おすすめランキング3位:テイルズオブヴェスペリア
2008年にXbox 360で発売された「正義を貫き通すRPG」です。PS4とニンテンドースイッチでリマスターが発売されるほどの人気作品です。
一番のおすすめは、主人公のユーリです。
彼はテイルズキャラのランキングで毎回と言ってもいいほど、ランキングする人気キャラなのですが、自らが正義と思ったら手を汚すことも厭わないため、好き嫌いが別れてしまうかもしれないですが、自分の正義は自分で決めるところが好きです。
戦闘システムでは、「フェイタルストライク」という要素が一撃で敵を撃破できて爽快です。
また、世界各地にいるギガントモンスターとの戦闘はすごくやりがいがあって楽しさ倍増で、一度倒しても再度挑戦できるので、なんども戦ってしまいます。
おすすめランキング2位:テイルズオブジアビス
2005年にPS2にて発売された「生まれた意味を知るRPG」でシリーズ10周年記念作品になります。アニメでも放送され、3DS版も発売されています。
シリーズ10周年記念作品ということで、ストーリーはもちろん、藤島康介さんがキャラクターデザインを担当したアニメーションもかなり力が入っているな、と感じました。
そして、このシリーズから主題歌の歌詞がストーリーとリンクしているものになりました。
ストーリーとしては「クローン」というニュースでも話題になっているような内容の話になります。
主人公のルークは幼い頃の記憶がないワガママな王子様で、今までのシリーズには無かったのではないかと思うほどに、初期のときはパーティーメンバーと仲が悪いです。
しかし話を進めていくうちに、ルークは自分が何者かを知り、罪を犯した事に悩み始めます。
「自分は何故生まれたのか」「これからどう生きていけばいいのか」ということを旅を通して答えを見つけます。
自分勝手で傍若無人な主人公の少年が自らの出自を知り、絶望し「生まれた意味を知る」冒険をする中で出会い戦う多くの人たちにより変化・成長していく姿は感慨深いものがありました。
おすすめランキング1位:テイルズオブベルセリア
2016年にPS3とPS4で発売された「君が君らしく生きるためのRPG」です。
物語は独立していますが、テイルズオブゼスティリアと繋がりがある作品で、アニメ版のゼスティリアではサイドストーリーとして放送されました。
一番のおすすめは、戦闘システムです。
テイルズオブグレイセスの戦闘システムを引き継いでいて、さらにそれぞれのキャラごとに違ったブレイクソウルが使えることで、スタイリッシュで飽きを感じさせず、以前よりもバトルに爽快感が増しています。
また、物語はいつもの王道な正義のRPGではなく、世間から見るとダークサイドの物語になるため、プレイした後は、今までのテイルズシリーズやRPGの敵側のことを考えずにはいられませんでした。
それぞれのパーティーキャラが自分たちが100%正義と思っているのではなく、悪だと自覚しながらも世界のため、自分の信念のため進んでいく物語が今までのテイルズシリーズの中で、一番大人な物語で良かったです。
そして特徴的なのが、主人公が初の女性キャラクターという点です。
弟を◯した義兄に復讐をするために生きている悲しい主人公で、人ではなく業魔として牢獄で過ごしていたベルベットには笑顔は無く、怒りと憎しみだけを抱き続けて生きてきました。
そんな彼女が「ライフィセット」という聖隷と出会い、仲間と一緒に旅をしていく中で明かされる真実。
復讐だけを誓った彼女がどう変わっていくのか、最後に導き出した答えはとても優しすぎて感動します。
今までにないほど「復讐」に観点を置いたダークなストーリーが印象的ですが、仲間となるキャラクター達は非常にコミカルで、暗いばかりの展開にならないための一種の緩衝材となっており、とても濃い内容でいて飽きさせない話の構成が魅力的でした。
ゼスティリアに続く物語ですので、内容を知っている人はそういう事だったのかと、納得してしまうストーリーになっています。
また、16作品目ということもあってか、シリーズファンならニヤッとしてしまいそうな要素がふんだんに散りばめられているので、世界を探索するのが楽しかったです。
番外編:テイルズオブザレイズ
2017にiOSとAndroidで配信がされた「真実の強さが集うRPG」です。ストーリーが章仕立てになっていて、その都度キャッチコピーが「真実の強さを纏うRPG」と変化します。
まずこのゲームは歴代テイルズのキャラ達を戦闘で操作できるゲームで、味方キャラはもちろん、なんと……敵キャラまでも操作できてしまいます。
今はアプリだけで120人ほど戦闘で使えます。
それと、戦闘システムにおいて「魔鏡技」と呼ばれる、従来の作品では「秘奥義」にあたる術技があるのですが、それがとてもカッコいいです。
従来の作品にあった秘奥義をそのままブラッシュアップした物や、なんと各作品のラストバトルを再現した物、テイルズオブザレイズで新しく作られた物……とたくさんの種類があり見ていて飽きないです。
おわりに
以上、テイルズシリーズの中でも絶対にプレイすべきだと思うおすすめの作品を、ランキング形式で紹介させていただきました。
どの作品も名作ばかりでハズレはないので、もし気になった作品があればプレイしていただけると嬉しいです!
この他にもテイルズについてのランキングを作っていますので、あわせてご覧ください!