Torrentのファイルのダウンロード自体は簡単ですが、そのファイルを開くクライアントソフトはさまざまな種類があり、どのソフトを使ったら良いのか迷ってしまうと思います。
そこで今回は、無料で使うことができ、それでいて多機能な「Vuze」というソフトについてレビューしていきたいと思います。
クライアントソフト選びの参考になれば幸いです。
Vuzeとは?
Vuzeは、かつて「Azureus」という名前で提供されていたオープンソースソフトウェアの後継に位置するソフトで、実際にAzureusのシステムの一部が使われています。
対応OSは、Windows・MacOS・Linuxです。
Vuzeの特徴としては、無料で使えるにも関わらず機能が非常に豊富で、初心者から玄人まで満足できるように、使う人にとって最適なモードを選べることが挙げられます。
多機能なだけあって、マグネットリンクをそのまま開ける機能、使用する帯域を制限する機能、IPのフィルタリングなどTorrentのクライアントソフトに欲しい機能はひと通り揃っています。
その他にも、とっつきにくい印象があるTorrentソフトの中でも、設定の項目一つひとつに説明が記されているので、ぱっと見どんな働きをするのかわからない機能についてもしっかり理解することができます。
注意点として、インストールする際にブラウザのツールバーと余計なオプションが付いていますが、チェックを外せばインストールせずに済むので、忘れずにチェックを外しておきましょう。
無料で使えるソフトですが、追加料金(年間14.9ドル=約1,600円)を支払うことで「Vuze Plus」という上位版を使用することができます。
無料版との違いは、広告が表示されないようになるのと、ダウンロード中に保存できた所からファイルの再生が可能になる機能、ウィルスを強固に保護する機能、DVDへの書き込みが可能になる機能がついている点です。
Vuzeの使用感
Vuzeには使用者のレベルに合わせた3つのモードがあり、初心者向け、中級者向け、玄人向けに分かれています。
初心者モードでも基本的な操作は十分できますが、上位のモードになるにつれ、プロキシが使用できたり、ピアを指定できたりするなど、細かい機能が追加されていきます。
また、初心者には難しい話ですが、VuzeはTorをサポートしており、匿名性をより強固にすることができ、プライバシー保護の面でも優れています。
便利なのが、Andoroidアプリもある点で、このアプリを使うことでリモートで操作できたり、RSSを取得してTorrentを自動でダウンロードできるようになります。
Vuzeのレビューまとめ
以上、無料ながらも多機能なTorrentクライアントソフト「Vuze」についてレビューさせていただきました。
あまりにも多機能で設定できる項目も多いことから初心者には使いこなすのが難しいものの、しっかりと説明を読んで理解することで、自由度や使い勝手が格段に上がるソフトだと感じました。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。