800種類以上も存在しているポケモンですが、ポケモンごとに複数のデザイナーが担当してデザインしていることをご存知でしょうか?
中でも有名なのが、ピカチュウをはじめ、初代の頃からたくさんのポケモンのデザインを手がけている「にしだあつこ」さんです。
「にしだあつこ」さんのデザインがポケモンらしさを形作り、私たちの中に刷り込まれているのだと思います。
そうした経緯もあり、他のデザイナーが担当したポケモンは、モチーフとしたモノや生き物が特殊だったり、良い意味でもその人にしかデザインできない特徴が現れていたりして、これまでのポケモンとは少し違う異質さを感じるのだと思いました。
そういったポケモンらしさを感じられない(ポケモンっぽくない)ポケモンを、ポケモン歴15年の管理人がランキング形式で紹介していきます。
ポケモンらしくないポケモンランキング22位〜15位
ポケモンっぽくないというよりも、ポケモンよりももっと他の物に近いと感じるポケモンがランクインしています。
22位:キリキザン
まずビジュアルからして、ぱっと見た感じだと二足歩行の人型で、ロックマンに出てくるようなアーマーを纏っており、初登場時にはとても目を引いた覚えがあります。
当時としては、ルカリオのような人型に近いポケモンで、珍しかった印象があります。
21位:クマシュン
見た目はとても可愛らしく、過去の作品でいえば、ヒメグマのようなポケモンです。
マスコットのような容姿から、好きなポケモンではありましたが、初めて見られる方には、ポケモンというよりも、リラックマやサンリオのキャラクターのように感じられるビジュアルをしています。
20位:ジュゴン
まず、名前がジュゴンという現実にいる動物とまったく同じで、見た目も似ているといったあまりのひねりのなさがポケモンらしくないと感じました。
各世代の図鑑の説明文も、現実の世界にいても不思議ではないような説明になっています。
19位:ミルタンク
ミルタンクのミルクは現実世界の牛乳と同じように売買され、人気もかなり高いことから人々の生活に深く根ざしているポケモンだと思われます。
牧場で実際に乳牛として飼われていて、姿形も乳牛によく似ていることから、ポケモンというよりも動物に近いような印象を受けました。
18位:ポリゴン
「人によって作られたと」いう設定が、多くのポケモンが野生動物のように存在する世界で違和感があります。
また、ポケモンにはだいたいモチーフとなった生き物がいますが、ポリゴンは何をモチーフにしたのか全く分かりません。
かの有名な「でんのうせんしポリゴン」の回で一部の視聴者を病院送りにしたポケモンで、現実世界にすら影響を与えた点がおすすめのポイントです。
17位:イワンコ
見た目があまりにも犬らしく、ポケモンっぽさがあまり感じられません。
現実世界の犬ように、一般世帯でペットとして飼われている描写が多く、ポケモン図鑑の説明でも初心者向けのポケモンと謳われている点からポケモンらしくないと思いました。
16位:ルージュラ
明確に人間(一説ではヤマンバギャル)がモチーフとなっており、良いデザインのポケモンが多い初代の中で誰がどう見ても浮いています。
また、ソウルシルバーのポケモン図鑑の説明では「人間のような言葉も発している」とあるので、さらにポケモンらしくないと感じました。
もともと体の色は黒色だったのですが、海外から黒人差別だと批判された結果、小豆色に変更されました。
15位:ゴーリキー
見た目が人型で二足歩行しているうえに、大きさも人間に近いサイズをしています。
その辺にいそうなマッチョなおっさん感も魅力であり、ある意味ポケモンらしくないと思いました。
ちなみに、某有名人と名前が同じでネタにされることがあります。
ポケモンらしくないポケモンランキング14位〜6位
このあたりになると、最近のポケモンを知らない人に見せたときに、「これって本当にポケモンなの?」という返事が帰ってくるかもしれません。
14位:クレッフィ
これまでは生物や植物をモチーフにしたポケモンが多かったのに、無機物なポケモンというのはどうも違和感があります。
鍵をモチーフにしているのは分かりますが、これでフェアリータイプというのが解せないです。
はがねタイプだけで十分ではないかと思いました。
13位:モンジャラ
見た目がモジャモジャで、正体不明で他のポケモンとは明らかに異なっています。
しかも足がついていて、その不気味な姿から都市伝説も多く存在しています。
その中でも「元は人間だった」という都市伝説はとても不気味です。
12位:ランドロス
見た目が完全に雲に乗っているただのおっさんです。
トルネロス、ボルトロスには風神・雷神という明確なモチーフがありますが、ランドロスにはモチーフらしいモチーフは見当たりません。
初めてみた感想としては、ポケモンというよりも、妖怪ウォッチに出てきそうなデザインのポケモンだなと思いました。
11位:バイバニラ
ポケモンでは初めての食べ物であるソフトクリームがモチーフとなったポケモンです。
ブラックホワイトからは前の世代と比べて変なデザインのポケモンが多くなりましたが、バイバニラの奇抜さは群を抜いています。
10位:スナバァ
砂でできた山の形をしたポケモンです。
怨念の塊だとか口から生気を吸うだの、そもそもの設定自体がポケモンらしくないと感じました。
生物ではない無機物な状態であるのがポケモンらしくない要因に拍車をかけていると思います。
9位:ギアル
ポケモンや生き物、というよりも機械の部品といった見た目をしています。
二つのからだが噛み合ってクルクルと回る様子は歯車が回っているようにも見えます。
ポケモン図鑑の説明では、「回転からエネルギーも生み出している」とあって、ますます機械の印象が強くなりました。
8位:フリージオ
雪の結晶のような顔だけのこおりタイプのポケモンです。
オニゴーリにも当てはまるのですが、顔だけの見た目が昔のDSのゲーム「くりきん」に出てくる菌のようだからポケモンっぽくないと感じました。
7位:ダダリン
初見でタイプを当てられた人はいるのだろうか・・・というような点が今までのポケモンらしくないと感じた理由です。
6位:ネクロズマ
無機質なポケモンといえば、コイルのような金属をモデルとしたようなポケモンをイメージし、アニメなどでは、口はなくとも目で感情を表現する描写があり、生き物らしい様子を見せてくれます。
しかし、ネクロズマは未知の生命体扱いをされているポケモンだけあって、異様な雰囲気が醸し出されていて、感情も読めないキャラクターに仕上がっており、ポケモンとは思えない角ばった斬新なフォルムに驚かされました。
ポケモンらしくないポケモンランキング5位〜1位
それではポケモンっぽくないポケモンの堂々のトップ5を紹介していきます。
5位:メルメタル
ポケモンGOで入手できるメルタンの進化形のポケモンです。
フォルムがぐにゃっとした感じとごつごつした感じが合わさって不思議な感じです。
ポケモンGOで進化前のメルタンを捕まえるのも大変なのに、そのあと飴を400個も集めないと手に入らないという、ゲットするのが大変なポケモンです。
ただ、めちゃくちゃ強いです。
4位:マッシブーン
マッシブーンがポケモンらしくない点はその奇妙な風貌にあります。
蚊のような頭に筋骨隆々な胴体、なんだかよくわからない足がたくさんがついていて、実にシュールです。
しかしマッシブーンはポケモンっぽくない奇妙かつギャグよりの見た目が一部の人の心をつかみ、対戦での頼もしさも相まって、今や人気のポケモンといっても過言ではない存在となっています。
3位:ズガドーン
細長い人型で白地に水玉模様という奇抜なデザイン、自分の頭を投げつけて爆発させ相手をびっくりさせることで生気を奪うという突拍子もない設定をしています。
アメリカンクラッカーをモチーフとしていて、ピエロのようなコミカルな動きは従来のポケモンにはあまりなく、その斬新さゆえにポケモンっぽくないと感じました。
すばやさの高い特殊型のアタッカーなのでバトルでの使い勝手はいいです。
2位:ツンデツンデ
巨大な石垣に大量の眼球と4本足が付いたような不気味な容姿が、多くが生物をモチーフとしているポケモンたちの中では浮いていてポケモンらしくないと思います。
対戦ではすばやさが低く、弱点がメジャーな地面・格闘なので扱いづらいです。
1位:ダゲキとナゲキ
道着を身に着けた人間のような風貌が特徴の格闘ポケモンです。
デフォルメされた人間のような見た目がポケモンっぽくないと感じました。
手足や胴体だけにとどまらず、空手家の道着のようなものを身に着けていて、顔つきも人間っぽいのですが、本当のモチーフは鬼とのことです。
体が青い(赤い)のはそのためらしいです。
ポケモンらしくないポケモンランキングまとめ
以上、ポケモンらしさを感じられないポケモンをランキング形式で紹介させていただきました。
こうして振り返ってみると、生物ではなく無機物をモチーフとしたポケモンや、人間のような二足歩行のポケモンが比較的多くランキング入りしていました。
特に世代が新しいポケモンについては、最初は受け入れられなくても、時間が経つとまた違った印象を感じるかもしれませんね。
この他にもさまざまなランキングを作っていますので、ぜひご覧ください。