GOOVIS Pro レビュー:3D対応!有機ELを使用した超高画質なヘッドマウントディスプレイ

GOOVISのヘッドマウントディスプレイ「GOOVIS Pro」をレビューします。

こんにちは、VRにハマっている管理人です。

最近ではOculusのような安くて性能の良いVRゴーグル・ヘッドマウントディスプレイが登場し、どこでも仮想空間で大画面の映像を楽しめるようになりました。

そんなヘッドマウントディスプレイですが、数回試しただけで飽きてしてしまうオモチャみたいな商品や、中途半端な画質の商品が多いなか、有機ELディスプレイを搭載した超高画質な本格派ヘッドマウントディスプレイ「GOOVIS Proゴービス プロ」が登場しました。

今回メーカーの代理店さんからサンプル品をご提供いただき、レビューする機会をいただきましたので、本記事ではどんな商品なのか詳しくレビューしていきたいと思います。

GOOVIS Proのスペック・特徴

今回ご紹介する「GOOVIS Pro」は、スタンドアロンでYouTubeなどの動画が見られるのはもちろんのこと、PC・スマホ・ゲーム機などのあらゆるHDMIデバイスに接続でき、800インチ相当の迫力ある映像を楽しむことができるヘッドマウントディスプレイになります。

ピント調整機能があるので視力が悪い人でもメガネ不要で装着でき、1920×1080のSONY製有機ELディスプレイを左右それぞれに搭載することにより、従来の製品よりも圧倒的な高画質を実現しているのが特徴的です。

そんな「GOOVIS Pro」のスペックは以下のとおりです。

ディスプレイ0.7インチ SONY OLED ×2
解像度1920×1080p 60Hz
ppi3147
仮想画面サイズ20m先800インチスクリーン
スピーカーなし
入出力HDMI1.4a、3.5mmオーディオジャック
(コントローラー側にUSB-A、USB-C、HDMI、microSD)
サイズ約185×109×56mm
重量本体のみ約200g
販売価格12万円前後(2020年11月執筆時点)

気軽に購入できる価格帯の商品ではないものの、あらゆるHDMIデバイスを大迫力のプライベートシアターに変えてしまうという汎用性の高さが最大のポイントです。

その他の詳しい仕様につきましてはGOOVISの公式サイトをご覧ください。
公式 https://www.goovis.jp/goovis-pro

GOOVIS Proの外観と付属品

GOOVIS Proの内容物は以下のとおりです。

  • ヘッドマウントディスプレイ本体
  • ヘッドストラップ
  • HDMI-USB 二又ケーブル
  • キャリングケース
  • レンズクリーナー
  • 製品マニュアル
  • 「GOOVIS D3」コントローラー

こちらがセットで入っているコントローラー兼メディアプレーヤーの「GOOVIS D3」です。

Android7.0を搭載しているデバイスなので、Google Play StoreからYouTubeやHuluなどのアプリをダウンロードしてストリーミング動画を楽しむことができます。

また本体に32GBの内蔵ストレージがあり、外部のmicroSDカードも挿すことができるので、PCから動画ファイルをコピーして再生させることもできます。

運搬に便利なキャリングケースが付属してくるので、新幹線や飛行機などを使って長時間移動するときでも気軽に持ち込むことができます。

ヘッドマウントディスプレイ本体は黒と金(黄土色に近い)のカラーリングで、高級感があります。

ひたいをあてるヘッドパッドは折りたたみ式になっており、使わない時にコンパクトに収納できるのはもちろんのこと、個人の顔の大きさに合わせて角度を調整することができます。

前面から見ると近未来的なゴーグルのような見た目をしています。

正面にはディスプレイは付いておらず、何かのパラメーターなどを表示するような機能はありません。

右側面からはHDMIケーブルが1本伸びています。

左側面には3.5mmのイヤホンジャックが搭載されています。

スピーカーは内蔵されていないので注意してください。

上記のように、手持ちのイヤホン・ヘッドホンを接続して音を流すことができます。

ヘッドマウントディスプレイ本体やヘッドバンドが耳に干渉しないので、GOOVIS Proをセットした上からヘッドホンを装着することも可能です。

本体底面に操作系のスイッチが集約されています。

左から、「明るさ調整」「左目のレンズ調整ダイヤル」「右目のレンズ調整ダイヤル」「3D/2D切替、ディスプレイモードスイッチ」になります。

各レンズ調整ダイヤルは左右に動かすことができ、目と目の間の幅の広さを調整することができます。

本体重量はケーブル込みで約285gと、従来のVRゴーグル・ヘッドマウントディスプレイよりもかなり軽量になっています。

手持ちのデバイス「Oculus Go」と並べてみると、GOOVIS Proはかなり小さいことが分かります。

「GOOVIS D3」はスタンドアロンで動画を楽しむためのコントローラー兼メディアプレーヤーです。

リモコンのような見た目をしていますが、HDMIケーブルを使ってGOOVIS Proと有線接続する必要があります。

物理ボタンがあるので、ゴーグルを装着していて前が見えない状況でも操作をすることができます。下部の何もないところは実はタッチパッドになっていて、指でなぞることでマウスのような細かい移動ができ、特に文字入力をするときに役立ちます。

コントローラー手前には、左から「USB端子」「HDMI端子」「3.5mmイヤホンジャック」が搭載されています。

USB端子にUSBメモリを挿すことでUSBメモリ内部のファイルを再生させることができます。

また、3.5mmイヤホンジャックが付いていますが、このGOOVIS D3コントローラーはBluetoothに対応しているAndroid端末なので、ワイヤレスイヤホンを接続することもできます。

上部には、充電用のUSB-C端子と冷却ファンの空気が出る穴があります。

約8,000mAhのバッテリー容量があり、最大5時間の連続再生に対応しています。

GOOVIS Proの接続方法、使い方

■ヘッドパッドを上方向に持ち上げます。

■ヘッドパッドのサイドにある溝に、ストラップの先端を差し込んで固定します。

■頭の大きさに合わせて、マジックテープでヘッドストラップを調整します。

■スタンドアロンで楽しむ場合、「GOOVIS Pro」と「GOOVIS D3」をHDMIケーブルで接続します。HDMIケーブルから映像とともに電源も供給されるので、ケーブルが1本で済みます。

■ヘッドマウントディスプレイを頭に装着すると、センサーが反応して映像が表示されるので、その映像を見ながらまずはレンズの調整をします。

問題なく見えるようになったら、「GOOVIS D3」コントローラーを使用してアプリや外部ストレージから動画を再生させましょう。

■「GOOVIS D3」を使う以外にも、PC・スマホやゲーム機など、HDMI出力ができるあらゆるデバイスにも接続することができます。

その場合には付属している二又ケーブルを使い、USBを電源供給用のUSB充電器またはモバイルバッテリーに接続し、映像を見たいデバイスにHDMIケーブルを接続します。そうすることであらゆるHDMI出力デバイスを800インチ相当のスケールで楽しむことができます。

GOOVIS Proを使ってみた感想

GOOVIS Proを使ってみて感じた、良かった点・イマイチだった点を紹介していきます。

本体がめちゃくちゃ軽いので、快適に使用できる

GOOVIS Proの本体重量はケーブルを除くと約200gと非常に軽いので、頭に装着したまま長時間使用しても疲れにくいと感じました。

したがって、映画などの長時間の映像を視聴するのに向いています。

今まで使っていたVRゴーグルだと、本体が重いので、ヘッドバンドを思いっきり締め付けていてもだんだんと前にずり落ちてきていたのですが、GOOVIS Proの場合はそういったことが一切ありませんでした。

これはディスプレイ本体のGOOVIS Proと、メディアプレーヤー兼コントローラーのGOOVIS D3を分けているのが大きな要因であると思われます。

完全スタンドアロン型のヘッドマウントディスプレイにはできない芸当ですね。

800インチ相当のスクリーン=映画館の中間〜後部座席から見た感覚

投影される映像の大きさについて、公式では「800インチのスクリーンから20m離れた場所から見ている感覚」と書いてありますが、おおむねそのような感じでした。(映画館のスクリーンのインチ数を調べたところ約150〜1000インチらしい)

個人的には、映画館の中間〜後部座席で見たときの感覚に近いと思いました。

画面の端が見にくいこともなく、画面全体が視界に収まるくらいのちょうどいいサイズ感です。

ドットの荒さが見えないくらい画質が綺麗

私はOculus GoというVRゴーグルを所持しており、その経験から「どうせ画質には期待できないんだろうな…」と思っていたのですが、予想以上に画質が良く、ドットの粒が見えないくらい高精細な映像が表示されています。

それもそのはず、GOOVIS Proは3147ppiという非常に高いピクセル密度を誇っているからです。

身近なデバイスで例を挙げると、27インチの4Kモニターが163ppi、iPhone 12 Proが460ppiであり、それらを遥かに超えるピクセル密度と言うと、凄さが分かっていただけるのではないでしょうか。

また、ディスプレイにはSONY製のOLED(有機EL)が使用されており、発色も豊かで、特に黒色の表現が素晴らしいです。

左右それぞれに1920×1080の有機ELディスプレイが搭載されているので、数字で見るスペック以上に高画質だと感じます。

映像作品を観る用途としては、これ以上ないくらい最適なパーツが使われていると思います。

メガネ不要で、片目ずつ視力・ピントの調整ができる

このGOOVIS Proは、本体裏に左右それぞれのピント調整ダイヤルが付いており、自分の視力に合わせた映像を表示させることができます。

私は常にメガネを掛けていて右目の方が極端に視力が悪く、従来のゴーグルだと製品本来の画質を体感することができなかったのですが、そんな私でも綺麗な映像を見ることができました。

OculusなどのVRゴーグルは「メガネスペーサー」を使用してメガネを掛けたまま装着しますが、GOOVIS Proではメガネを掛ける必要がありません。(ピント調整ダイヤルがメガネの代わりに視力を補正してくれます)

メガネを外したまま使用できるので、メガネの位置を気にしたり、微妙にピントが合わないといったわずらわしさを感じたりすることが一切ありません。

VRゴーグルと謳っているものの、顔の向きを感知するセンサーが内蔵されていない

通常VRゴーグルといえばセンサーが内蔵されていて、使用者が上下左右に首を動かすと、その動きに連動してゴーグル内の映像の視界が動きますが、GOOVIS Proにはそのようなセンサーがありません。

つまり、顔を動かしても常に正面の映像がついて来るという仕組みになっています。

Amazonの商品ページには「6軸モーションセンサー」という表記がありますが、実際には対応していませんでした。

GOOVIS G2は6軸モーションセンサーを内蔵しており付属のコントローラー使用の場合に限りVRコンテンツの視聴が可能です。GOOVIS ProはモーションセンサーがありませんのでヘッドトラッキングされずVRゴーグルとしては使えません。

商品ページより

VRゴーグルという表記を見て、Oculusシリーズのような使用者の動きとリンクするVRヘッドセットをイメージして購入すると、「思っていたのと違う」と後悔するかもしれないので注意してください。

かといってVRの動画を全く楽しめないかと言うと「NO」です。

私の場合、PCと接続してVR対応アプリで動画を再生し、逐一マウスでグリグリと視界を動かすことで、大迫力のVR映像を楽しむといった使い方をしています。画質が最強なのでOculus Goよりも遥かに出番が多いですね。

ただ、顔の動きと画面が連動しないので、1時間くらい使っていると酔ってきました。

適度に休憩を挟んで使用しましょう。

冷却ファンの音が気になる

GOOVIS Pro本体に電気が供給されて使用可能な状態になると、本体裏面の冷却ファンが回転し始めます。

「ウィーン」という回転音が常に鳴っている状態になり、しかも耳の近くで鳴り響くので、それほど音が大きくないにしても結構うるさいと感じるはずです。

無音で映像だけを楽しもうと思ったり、開放型のイヤホン・ヘッドホンを付けて使っていたりするとファンの回転音が気になるので、カナル型イヤホンや密閉型のヘッドホンを使用することをおすすめします。耳を塞いだ状態で音を流すと全然気になりませんでした。

ただ、ファンが回転するおかげで熱がこもらないので、本体が熱を持たず、汗でディスプレイがくもらないというメリットもしっかりあります。

GOOVIS Proの評価、レビューまとめ

以上、GOOVISのヘッドマウントディスプレイ「GOOVIS Pro」をレビューさせていただきました。

VRゴーグルとして使うには疑問符が付くものの、映画やアニメ・ドラマ、YouTubeやNetflixなどの動画を視聴するデバイスとしては、この上なく便利な商品だと感じました。

本体の重量がとても軽く装着感に優れていて、SONY製の有機ELを使用したディスプレイはドットの粒が見えないくらい高画質なので、まるで自分だけの映画館を持っているような気分を味わうことができます。

プロジェクターと比べても画質が段違いで、部屋の環境にも左右されないので使いやすさの面でも優れていると思います。

結構良いお値段がしますが、贅沢ぜいたくなひと時を過ごしたい人はぜひ購入を検討してみてはいかがでしょうか。

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GOOVIS Pro
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 by 管理人 on GOOVIS Pro

映画などの映像作品を観るのに適したHMDです。普通のテレビやPCモニターで見るのと違い、やはり没入感があります。

ドットの粒が全く見えず、初めて装着したときあまりの画質の良さに驚きました。

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ぷられこ
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