本記事では「MOFT X」をレビューします。
先日、ノートPCの裏側に貼れる薄型のスタンド「MOFT」を購入してレビュー記事を上げたのですが、MOFTの中の人から「スマホ&タブレット用の新製品、MOFT Xが登場する」と連絡をいただき、サンプルを提供していただけることになりました。
MOFTは薄型で取り回しがよく、ノートPCの使い勝手を更にグレードアップしてくれる商品となっていたので、このスマホ・タブレット版の「MOFT X」にも非常に期待できるのではないかと思います。
MOFT Xの商品概要
スマホ用 | タブレット用 | タブレットmini用 | |
対応端末サイズ | 4.7インチ | 9.7〜13インチ | 7.9インチ |
本体サイズ | 6.4×10.5×0.47cm | 21×15×0.37インチ | 17.1×11.6×0.35cm |
重量 | 29g | 137g | 87g |
調節可能角度 | 縦向き:60度 横向き:40度 | 縦向き:25,40,60度 横向き:30,40,60度 | 縦向き:25,40,60度 横向き:30,40,60度 |
単品販売予定価格 | 2,580円(税込) | 2,980円(税込) | 2,980円(税込) |
今回ご紹介するMOFT Xはスマホやタブレットの裏側に貼るタイプの、超薄型のスタンドです。
バリエーションとしては、スマホ用・タブレット用・ミニサイズのタブレット用の3つの商品が用意されています。カラーは基本となるスペース・グレーの他に、スマホ用ではダーク・ブルー、ミッドナイト・グリーンを追加で選ぶことができます。
現在、クラウドファンディングサイト「Makuake」で支援を募集していて、通常価格より少し安く手に入れることができます。
MOFTシリーズの一番の特徴はなんと言ってもその「薄さ」!
スマホを快適に使うために、スタンドを別に用意すると出先で失くしてしまったり、スタンドにもなる保護ケースを装着すると分厚くなったりしてしまいます。
そこでMOFT Xを使うことによって、スマホやタブレット本来のサイズ感や取り回しやすさを損なうことなく、どこでも見やすい角度で快適に操作できるようになるというわけです。
その代わりに本体を保護する機能はついていないので、「今までケースなしで使っていたけどスタンド機能が欲しい」という人にはピッタリなアイテムだと思います。
「本体を守れないのはちょっと…」という人は、シンプルなプラスチックケースを装着して、その上にMOFT Xを貼るという使い方も可能です!
MOFT Xの外観と付属品
スマホ用のMOFT Xに入っていたものは以下のとおりです。
- 本体
- 磁石シート
- ガラス材質用粘着シート 2枚
磁石シートとは、両面テープを剥がして壁に貼っておくことで、MOFT Xをつけたスマホなどを設置できるようになる物です。
ガラス材質用粘着シートは、iPhone Xなどの背面がガラスになっているデバイスにもしっかりと粘着できるようになる、いわゆる補助剤みたいな物です。
写真では分かりづらいですが、スペース・グレーです。
サラッとした手触りをしていて汚れが付きにくそうですし、もし汚れたとしても簡単に水拭きできる素材になっています。
タブレット用では、MOFT X本体のみが入っていて、追加のオプションで一番右に写っているApple Pencilホルダーを選択することができます。
このApple Pencilホルダーにも磁石が内蔵されているので、タブレットの裏側にくっつけて持ち運ぶことで、失くしづらいように考えられて作られているなと感じました。
MOFT Xの使い方
今回は4.7インチのiPhone 6sで解説していきます。
ホコリなどによって粘着力が落ちたら嫌なので、まずは貼り付けるデバイスの裏側をきれいに掃除します。
透明シートを剥がしてMOFT Xを貼れるようにします。
立て掛けたときにグラグラしない位置にアタリをつけて貼っていきます。
角のアールの部分に合わせていくと失敗しにくいと感じました。
特殊な粘着シートのおかげで約500回くらいは貼り直せるので、納得がいくまで位置を合わせることができます!
位置が決まったら力を加えてしっかりと粘着させます。
以上で装着完了です。
自分が他にもっているOPPO Reno Aというスマホは背面がガラスではないもののツヤツヤしている素材だったので、ガラス材質用粘着シートを使用したところ、問題なく貼ることができました!
ミニサイズのタブレット用をiPad mini 4につけてみると、以下のようになります。
とりわけタブレットだと動画などを見る機会が多いと思うので、
- ただでさえ大きいタブレットをこれ以上大きくしたくない
- スタンドを別で用意するのが面倒
という人にオススメですね。
MOFT Xの特徴をレビュー!
MOFT Xを実際に使ってみて良いと感じた特徴をご紹介します。
ぜひ参考にしていただければと思います。
付けていることを感じさせないような薄さと軽さ
薄くて重量もそんなにないので、付けていることを忘れるくらい違和感がありませんでした。
その理由としては、他のケースと違って、厚みが少し増えるだけで縦幅や横幅が変わらないことが一番大きいのだと思います。
背面がツヤツヤしているスマホでは、むしろ少し厚みが出ることによってホールド感が増したような気がします。
スマホ用にはカードスペースがある
スマホ用のMOFT Xには、カードを3枚まで収納できるスペースがあります。
スマホ1台で外出するために運転免許証を入れたり、最近流行りのQRコード決済・バーコード決済ができなかった時のためにクレジットカードを入れたりするなど、何かと役に立つと思います。
スキミング防止の仕様にもなっているので、安心して使えそうです。
スタンドの間に指を通してしっかりとホールドすることができる
スマホリングのように指を通して持つことができます。
持ったときの安定感が増すので、落として壊す心配も減りますし、片手でも画面の端まで操作しやすいと感じました。
特に、大画面のスマホを使っている人には恩恵があると思います。
角度調節も必要十分
調節できる角度は多くありませんが、よほど神経質な人でない限り、実用性のある角度が選べるようになっています。
MOFT Xのイマイチな点
実際に使ってみてイマイチだと感じた点は主に2つあります。
MOFT Xだけだとスマホ・タブレット本体を傷から守ることができない
以前レビューした無印MOFTのときは、ノートPC用なので気になりませんでしたが、MOFTシリーズはあくまでもスタンドであり、ただ単に裏側に貼るだけなので、デバイス本体を傷から守ることができません。
特にスマホは、ポケットやカバンから頻繁に出し入れして使うものなので、MOFT Xを単体で使用するには心もとないと感じました。
傷がつくことへの対策として、市販のケースの上にMOFT Xを貼るという方法がありますが、そうなるとMOFT Xの強みを最大限活かすことができなくなるというジレンマがあります。
スマホ・タブレットのデザインを損なってしまう
MOFT Xはデバイス本体に貼る面積が広いので、iPhoneなどの洗練されたデザインを損なってしまいます。
また、カラーバリエーションもそれほど多くないので、「見た目より実用性重視」という人にオススメかなと思います。
MOFT Xのレビューまとめ
以上、スマホやタブレットの裏側に貼る薄型のスタンド「MOFT X」についてレビューさせていただきました。
デバイス本体を傷から守ることができないというデメリットがあるものの、自宅で使用するタブレットにおいては、ベッドに寝転んで電子書籍を読んだり、デスクでも基本的に定位置で動画を見たりするので、MOFT Xの強みを最大限活かして使うことができています。
その一方で、スマホ用はダメかというとそんなことはなくて、スマホリングの上位互換として使えるのではないかと思っています。
スマホリングも単体で使うと本体を守れないという点では共通していますし、スマホリングと比べるとサイズは大きくなってしまいますが、
- 薄さはあまり変わらない
- 指を通して使える
- カードスペースがある
- スタンドとして使ったときの安定性が良い
という利点があるからです。
総評としては、「スタンド機能がほしいけど別で物を増やしたくない、オールインワンな物がほしい」という若干ミニマリスト志向がある人にオススメな商品だと思いました。
Makuakeで支援することで安く手に入れられるので、ぜひチェックしてみてください!