TaoTronicsのワイヤレスイヤホン「SoundLiberty 88」をレビューします。
こんにちは、イヤホンマニアの管理人です。
私は普段から、作業をする時はかならず音楽や作業用BGMを聴いているのですが、絶対に欠かせないのがワイヤレスイヤホン。ワイヤレスなのでコードが絡まってストレスになる心配がないですし、最近の商品は音質やバッテリーも十分実用的なクオリティに上がってきています。
そんなワイヤレスイヤホンですが、高価格でハイスペックなモデルのほとんどがカナル型を採用しており、音質や遮音性には優れているものの、耳に圧迫感があり長時間装着したままだと疲れてしまいます。
そこでオススメなのが、軽い装着感をしていて長時間の使用にも向いているインナーイヤー型のワイヤレスイヤホンです。
中でも、今回ご紹介するTaoTronicsの「SoundLiberty 88」は、ワイヤレスイヤホンの中では比較的数が少ない貴重なインナーイヤー型の商品で、マイクのノイズキャンセリング機能やIPX7の防水性能を備えており、さらにはUSB-Cの充電に対応しているなど、最新のスペックを盛り込んだアイテムになっています。
そんなワイヤレスイヤホンを今回TaoTronicsさんから提供していただきましたので、この記事では「SoundLiberty 88」について詳しくレビューしていきたいと思います。
TaoTronics SoundLiberty 88の概要・特徴
SoundLiberty 88は、ワイヤレスイヤホンやLEDデスクライトなどのガジェット商品を主に手掛けているブランド「TaoTronics(タオトロニクス)」が2020年8月に発売したワイヤレスイヤホンになります。
近年さまざまなメーカーのワイヤレスイヤホンが登場し、音質や機能にしのぎを削り、高価格な商品がどんどん増えている中、Bluetooth5.0、クリアな通話を可能にするマイクのノイズキャンセリング、IPX7の防水性能、USB-Cの充電という主流のスペックを備えていながらも、7,599円(税込)という圧倒的なコストパフォーマンスの良さを誇っているのがこの「SoundLiberty 88」です。
外音のノイズを除去する機能はなく、音質もほどほどですが、個人的には初代AirPodsを黒色にして最新のスペックに落とし込んだ商品という感じがして、正に「こういうのでいいんだよ」を体現したワイヤレスイヤホンになっていると思います。
そんな「SoundLiberty 88」は以下のとおりです。
- マイクのノイズキャンセリング「ELEVOC」技術
- 高音質なAACコーデックに対応
- IPX7の防水性能
- タッチコントロールにより曲の再生停止や音量調節が可能
- 耳への着脱を自動で検出しペアリングする
- 片耳だけでも使用可能な「片耳モード」搭載
- バッテリー持ちは本体4時間、ケース込みで計25時間
- USB-Cでの充電
このように、ハイエンドなワイヤレスイヤホンにも引けを取らないくらい、最近主流となっているスペックを備えた商品ということが分かると思います。
それでは実際に、スペックだけの見かけ倒しの商品なのかどうか、詳しく見ていきましょう!
TaoTronics SoundLiberty 88の外観と付属品
SoundLiberty 88の付属品は以下のとおりです。
- ワイヤレスイヤホン本体
- USB-C to A ケーブル
- 取扱説明書
- クイックスタートマニュアル
- ユーザーガイド
シンプルで無駄のない内容物になっています。
本体ならびにケースのカラーはマットなブラックで、カラーバリエーションはこの1色のみとなります。
以前から使っているAirPodsは、白色で汚れがすぐに目立っていたので、汚れが目立ちにくい黒色というのは非常に有り難いですね!
イヤホン本体は、簡単に言うと「黒い耳うどん」。
TaoTronicsのロゴマークの部分にタッチセンサーが搭載されており、ここに触れることで曲の再生停止や曲送りなどの操作をすることができます。
インナーイヤー型のイヤホンなので、イヤーピース等はありません。
ケースの表面は、TaoTronicsのブランド名とロゴだけのシンプルな外観になっています。
裏面には給電容量や取扱いに関するマークがうっすらと印字されています。
ちなみにMade In Chinaでした。
背面には、現在では当たり前になりつつある「USB-C」ポートが搭載されています。
USB-Cじゃないだけで選択肢から外れてしまう人も多いと思うので、この辺の仕様をしっかりと抑えているというのは好印象ですね。
手前側には、ワイヤレスイヤホンの接続状況やバッテリー残量を表示するLEDランプが付いています。4段階の表示になっています。
USB-Cケーブルはもう片方がUSB-Aの「C to A」になっています。
見てのとおり、端子を除いた長さが約12cmと短く、またフラットな形状をしているので、非常に取り回しがしやすいです。
イヤホン本体は非常に軽く、左右合わせて約9gという重量になっています。
ケース自体も約43gで重さを感じさせず、イヤホン本体と合わせても約52gという軽さになっています。
TaoTronics SoundLiberty 88を使ってみた感想
SoundLiberty 88を実際に使ってみた感じたポイントをお伝えしていきます。
低音が少なめでシャカシャカとした音質
音質について、まずは低音が少なくシャカシャカとした印象を受けました。
低音が多いイヤホンだと音に厚みがあってリッチな印象を受けるのですが、この「SoundLiberty 88」にいたっては少し物足りなさがあります。
一方で、低音が少ないということは聴き疲れしづらく、軽い装着感と合わせて長時間のリスニングが苦にならないというメリットがあります。
音質重視で曲を楽しむというよりは、移動中のBGMや作業のお供として音楽を聴いたり、音声ベースの雑談放送やラジオを聞き流ししたりする用途におすすめです。
接続の安定性は申し分なし。自動耳検出機能もありがたい
私は普段、外出先でスマホを使って音楽を聴く以外にも、自宅でPC作業をしながらワイヤレスイヤホンを使用することがあります。
そういった使い方でも、スマホだけでなくPCとも問題なく接続することができました。
Bluetooth接続も安定していますし、自動耳検出機能のおかげで、ワイヤレスイヤホンをケースから取り出して耳に装着するだけで接続が完了するので、使い勝手も良好です。
高いワイヤレスイヤホンを使っていると、「自動耳検出なんて当たり前」と感じるかもしれませんが、この7,599円(税込)という安い価格帯の商品に搭載されてるのは驚きです。
AirPods(無印)からの乗り換えに最適
AirPods(無印)とAirPods Proとでは、インナーイヤー型からカナル型に変わり、全くの別物になっています。そのことを前提として、この「SoundLiberty 88」はAirPods(無印)からの乗り換えに最適だと思いました。
というのも、インナーイヤー型という共通点を持ち、イヤホン本体のサイズもほぼ同じなので、ライトニング端子という弱点を克服した黒色のAirPodsという感じで、違和感なく使えたからです。
音質も負けず劣らずといった感じです。
私自身、AirPodsの軽い装着感は唯一無二だと思っていたのですが、この「SoundLiberty 88」はAirPodsの使い心地とあまり変わらず、約半額で購入することができるので、AirPodsの端子や色、そして何よりも価格に不満を持っている人に向けて、自身を持ってオススメしたいですね。
付属のUSB-Cケーブルが短いのが難点かも
フラットケーブルで約12cmなので取り回しが良いものの、あまりに短いため、使用用途がかなり限られると思いました。
USBアダプターを使用してコンセントで充電するのは、よほどコンセントの位置が近くないと使えないので、個人的にはモバイルバッテリーから充電するときにしかこのケーブルは使えません。
別途USB-Cケーブルを用意することをオススメします。
TaoTronics SoundLiberty 88の評価、レビューまとめ
以上、TaoTronicsから発売されているワイヤレスイヤホン「SoundLiberty 88」についてレビューさせていただきました。
音質については1万円以上するような商品には及ばないものの、インナーイヤー型ならではの軽い装着感、そしてこの値段で、IPX7の防水性能や自動耳検出機能、USB-C対応などの最新のスペックを搭載しているのは「SoundLiberty 88」ならではの強みです。
音質よりも使い心地を優先したいという人や、ワイヤレスイヤホンにあまり予算を掛けたくないというコスパ重視の人はぜひチェックしてみてください!