電源がない場所でもスマホやタブレットを充電することができるモバイルバッテリー。
最近ではコンセントと一体型になった商品や、ワイヤレス充電に対応した商品が発売されるなど、ありがたいことに選択肢が増えてきました。
そんなモバイルバッテリーですが、容量としては5000mAh〜10000mAhの商品が多く、普段の持ち運び用や非常用として使うのにはピッタリなものの、長期の旅行やキャンプといった、いつ電源が確保できるか分からない状況においては、容量が少し心もとないのが現状です。
そこでオススメなのが、スマホだけでなくノートPCも充電できるような大容量のモバイルバッテリー。
中でも、「Zendure SuperTank」というモバイルバッテリーは、27000mAhという普通の用途なら1周間は持つであろう容量、最大100Wの出力によりノートPCでも使用可能なスペックを備えていて、容量だけでなく機能もモリモリなオススメの商品になっています。
ということで今回は、旅行やキャンプに最適な大容量モバイルバッテリー「Zendure SuperTank」について詳しくレビューしていきたいと思います!
Zendure SuperTankの概要
商品名 | Zendure SuperTank |
バッテリー容量 | 27000mAh |
サイズ | 縦11.9cm ×横7.3cm ×厚さ4.2cm |
重量 | 525g |
端子 | USB-A(1)最大15W出力 USB-A(2)最大18W出力 USB-C(1)最大60W出力 USB-C(2)最大100W出力 |
カラー | ブラック、シルバー、ブルー |
実売価格 | 14,800円前後(税込) |
今回ご紹介する「Zendure SuperTank」は、簡単に説明すると、27000mAhというバケモノ級の容量を搭載し、ノートPCすらも充電できる出力を備えたモバイルバッテリーになっています。
カラーはブラック、シルバー、ブルーの3色となっており、私はキズが目立ちにくそうなブラックを選択しました。
それでは詳細をチェックしていきましょう!
Zendure supertankの外観と付属品
付属品はUSB Type-Cケーブルの他に、説明書・2年間の保証書・シールというシンプルな構成になっています。
外観はツヤツヤとしていて凹凸があり、ぱっと見、スーツケースのようなデザインをしています。
材質はプラスチック(ポリカーボネート)とABS樹脂です。
モバイルバッテリーというと内部に電気を溜めておくので精密機器という印象が強く、注意して取り扱おうと思うのですが、このZendure supertankについては、まるでスーツケースのような外観をしていることから、多少雑に扱っても大丈夫なような、タフさがあると感じました。
横から見るとけっこう厚みがあることが分かります。
ガジェット好きの人間としては、この重厚感というか、メカメカしさがたまらないですね!
また、バッテリーの残量を確認できるLEDのディスプレイがついていて、どれくらいバッテリーが残っているか1パーセント単位で確認することができます。
反対の側面には商品名やスペックが書かれています。
中国製ですが、大手メーカーと同じようにRoHS指令やCEFCなどの各種認証も取得しているので、商品としての安全性は確保されています。
付属品のUSB Type-Cケーブルは、なんと最大100Wまで対応しているハイスペックのUSB-Cケーブルになっています。
ナイロンの編み込みがされているおかげなのか、取り回しやすいのもポイント。
外出先だけでなく自宅でもこのケーブルを使っていますが、耐久性もあり、巻き取り癖もつかないことから、非常に使いやすくて重宝しています。
Zendure SuperTankの特徴
Zendure SuperTankが他のモバイルバッテリーよりも優れているポイントは、主に3つあります。
27000mhAという圧倒的なバッテリー容量
Amazonなどで売られているモバイルバッテリーの多くが、5000mhA〜10000mhAで、たまに20000mhAの商品を見かけることもありますが、Zendure SuperTankはそれらを遥かに上回る27000mhAのバッテリーを搭載しています。
スマホやタブレットを何回分充電できるか計算したものが以下のとおりです。
- iPhone XS →約7回充電可能
- iPad mini 4 →約3.6回充電可能
- iPad Pro 12インチ →約1.9回充電可能
- Macbook pro 13インチ →約13時間分の充電可能
これだけ充電できれば十分だと思います
人によっては、電源がなくてもこのモバイルバッテリーだけで1週間持つのではないでしょうか。
USB端子の数が多く、複数の機器を接続しても急速充電することができる
見た目からも分かるとおり、通常のUSBが2つ、USB Type-C端子が2つ搭載されています。
それぞれの端子のスペックは以下のとおりです。
- USB-A → 15W
- USB-A → 18W
- USB-C → 60W
- USB-C → 100W
これらの端子は最大4つ同時に使用して急速充電することができ、例えば、USB-Aでスマホを充電して、USB-CでノートPCを充電するというような使い方ができます。
また、出先で友達のスマホの充電がなくなってモバイルバッテリーを持っていなかった場合でも、一緒に使用してバッテリーをシェアすることができます。
最大100Wの電源供給ができるほど出力が強い
よくあるモバイルバッテリーだと、「せっかくUSBの端子が2つあるんだから同時に充電しようと思ったら、充電のスピードが落ちてしまった」というようなことが起こり得ます。
しかし、Zendure SuperTankは、USB PD(パワーデリバリー)の規格に対応していて最大100Wの出力が可能になっています。
これはMacbook Pro 15インチ(87Wが必要)すらもラクラク充電できるほどのパワーになります。
このことから複数の機器を同時に充電しても、電力不足になることなく各デバイスを素早く充電することができるんですよね。
モバイル機器をガンガン使う人であれば、大きな力になること間違いなしです!
Zendure SuperTankのレビューまとめ
以上、旅行やキャンプに最適な大容量モバイルバッテリー「Zendure SuperTank」についてレビューさせていただきました。
通勤や通学といった用途であればオーバースペックですが、長期の旅行やキャンプなどの電源が確保しづらい場所で使うには最適なモバイルバッテリーだと感じました。
一般的なモバイルバッテリーと比べると値段が高いものの、容量の小さなものを複数使い分けるよりも、ノートPCへの急速充電も可能な大容量のものを1つ使っていけば、長期的に見ると出費は少なくなるはずです。
トータルで見ると、コスパはそれほど悪くない商品であることが分かると思います。
常にかばんを持ち歩いていて「多少の重さは気にしない」という人や、大は小を兼ねるという考え方の人はぜひチェックしてみてください!