どんどん配信者が増えているASMR動画。
動画制作と言ってもさまざまなジャンルがありますが、とりわけASMR系の動画で最重視すべき点は「音質」です。
いくら頑張って動画を作ったとしても、音質が悪ければ、せっかく視聴してくれたユーザーはブラウザバックして他の人のASMR動画を見にいってしまいます。
そのような事態を回避するために、音質をできるだけ良くするには良いマイクが不可欠になります。
そこで今回は、
「安くて高音質なマイクを知りたい」
という人に向けて、ASMR動画を作るのにオススメのマイクを紹介していきたいと思います。
どのマイクを買おうか悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください!
初心者にもオススメなASMR用マイク「Roland バイノーラル マイクロホン イヤホン CS-10EM」
日本を代表する音響機器メーカー「Roland(ローランド)」から発売されているイヤホン一体型のマイクになります。
バイノーラル録音に対応していて、360度の音をしっかりと録音することができるので、ASMR向きの臨場感あふれるリアルなサウンドを手軽に録音することができます。
イヤホン一体型ということで、マイクとして使えるのはもちろんのこと、普通のイヤホンとしても使えるので一石二鳥の商品になっています。
しかも、さすがRolandということもあり、イヤホンの音質も並以上。コストパフォーマンスに優れたマイクと言えるでしょう。
また、見た目がイヤホンそのものなので、「いかにもマイクで録音しています!」という感じが出ないのもポイント。
人目が気になる場合や、周りにバレたくないシチュエーションでも使うことができます。
価格も1万円以下で買うことができるので、特にASMR動画初心者の人や、バイノーラル録音がどんなものか試してみたい人にオススメです。
小型で軽量なので、場所を選ばず手軽に取り扱えることがメリットですが、静電気で断線してしまうことがあるようです。
冬の時期は静電気を除去してから使うようにしましょう。
雑談やゲーム実況など汎用性抜群のUSBマイク「Blue Microphones Yeti」
YouTuberの中でも特にゲーム実況者に人気なのが、このBlue Microphoneというメーカーの「Yeti」です。
「どこかで見たことある」という人も多いのではないでしょうか。
1万円台半ばという価格ながら、4つの指向性を切り替えることができて、下記のようにASMRだけでなく幅広い用途に使うことができます。
- 単一指向性モードで雑談をする
- ステレオモードで楽器を録音する
- 無指向性(360度)モードでASMR配信をする
- 双指向性モードでゲストを呼んで2人で対談する
また、本体にボリューム調整のつまみやミュートボタンが付いているので非常に使い勝手が良いです。
カラーバリエーションが豊富なこともうれしいポイントです。
ASMRだけじゃない、歌ってみたや楽器の録音にも使える定番のオススメICレコーダー「TASCAM DR-05」
ICレコーダーですが、左右に分離した無指向性ステレオコンデンサーマイクを搭載していて周囲の音を均等に録音することができ、ASMR用途でも問題なく使うことができます。
このICレコーダーで録音した音声を、わざわざパソコンに繋げることなくその場で確認することができますし、音声データが入ったSDカードをパソコンに挿すことでそのまま動画編集ソフトで編集することができるので、マイク単体を買うよりも効率的に作業をすることができます。
ASMR界隈では、各所でオススメされている定番の一台として知られています。
感度を調整することができるので、ASMRだけでなく、歌ってみたや楽器の録音、会議の録音など、マルチに使うことができる便利な商品になっています。
肝心の音質ですが、24bit/96kHzという高音質での録音に対応していて、これはCDの音質「16bit/44.1kHz」を超える音質になります。
ASMRに限らず、アマチュア〜セミプロまでの用途であれば十分な音質であり、これさえ買ってしまえば機材に関しては有名配信者と同じ土台に立つことができるので、あとはコンテンツの中身での勝負になるでしょう。
また、外部マイクを接続することができるので、将来的にもっと高価なマイクに買い換えたとしても「DR-05」をそのまま流用することができます。
その時に「DR-05」をそのまま使うことのメリットですが、
- 録音する時のピークレベル(音の大小)を自動的に調整して聴きやすい音声データにしてくれる
- ノイズを抑えてくれるノイズリダクション機能を搭載
- ループ再生や倍速再生などの再生機能が充実している
ことが挙げられます。
ですので、この「TASCAM DR-05」に限らず、まず初めにASMRに対応したICレコーダーを買うことで、お金を無駄にすることなく末長く機材を使うことができるでしょう。
ASMR有名配信者の「はとむぎ」さんも使っていた!同じ機材が欲しい人にもオススメな「ZOOM H5」
安くて高性能な音楽機材を手がけていることでも知られている「ZOOM」から発売されているハンディレコーダーH5になります。
ASMRを人気コンテンツにしていった第一人者でもある有名配信者「はとむぎ」さんも過去に使用していた”お墨付き”の機材です。
基本的な用途としては、先ほど説明した「TASCAM DR-05」とあまり変わりませんが、
- XY方式という高性能なマイクを採用している
- USBケーブルでパソコンと直接つないで編集ソフトに取り込める
- 周辺機器や先端のマイクのオプションが充実している
というメリットがあり、定番の「TASCAM DR-05」よりもワンランク上の機材ということができるでしょう。
その分お値段も上がってしまいますが、「スタイリッシュな外観に惹かれた」「初期投資には惜しまない」「はとむぎさんが使っていた機材と同じものが欲しい」という人にオススメのマイク・ICレコーダーだと思います。
顔出しでASMR配信をしたい本格派な人にオススメなダミーヘッドマイク「3Dio Free Space」
人間の頭(特に耳部分)を再現したダミーヘッドマイクの中でも一番有名なのが、アメリカの3Dio社の「Free Space」です。
このダミーヘッドマイクを使ってバイノーラル録音された音声は、
- 上下左右の定位が素晴らしい
- まるでそこにいるかのようなリアルな臨場感
- 高解像度な音質
どれをとってもトップクラスです。
日本だけでなく世界中のトップASMR配信者がこの「Free Space」を使っています。
なんといってもその見た目のインパクトが強烈で、顔出し配信との相性は最強です。
ルックスがいい人がこのダミーヘッドマイクを使って顔出しでASMR配信をすると、一気に頂点にのぼり詰めることができるでしょう。
言い換えると、顔出しをしない人にとっては特に必要のないマイクになります。
また、海外の製品で使用者が少ないこともあり、使い方や設定・万が一壊れてしまったときのサポートが手薄になってしまうことも念頭に置いておきましょう。
そういった意味でも上級者向けのマイクになります。
おわりに
以上、ASMRにオススメのマイクを紹介させていただきました。
まずは定番のマイクを選んで基礎を学び、慣れてきたら自分にあったワンランク上のマイクを購入するというのが賢い選択だと思います。
この記事を参考に失敗のない買い物をしていただければと思います。
他にも、ASMR動画を視聴するのにオススメのイヤホン・ヘッドホンを紹介している記事があるので、ぜひご覧ください。